私がニューヨークへ旅行に行ったとき、ウォール街を歩いたことがありました。
ウォール街といえば、世界有数のビジネス街です。
多くの銀行・証券会社・株式取引所などが立ち並び、そこを歩く男性たちは、どの人もスリムで知的にかっこよく見えました。
かっこよく見える理由を考えたとき、手持ちのカバンだとわかりました。
黒いカバンを片手に握り締めて歩いていると、仕事ができる人に見えます。
カバンのデザインも、派手な色や余計な柄はなく、シンプルで落ち着いた色です。
一方、すぐ観光客だとわかる人もいました。
観光客は、大きなリュックサックを背負って、きょろきょろしながら歩いているのが特徴的です。
「遠いところからやってきました」という格好です。
現地の人と観光客は一目でわかるから面白いです。
たしかにリュックサックを背負うと楽です。
両手が自由に使え、歩きながらガイドブックを読むこともできます。
しかし、知的でかっこよく見えるかというと疑問です。
リュックサックは、登山やハイキングなどを連想させてしまいます。
クールな男性に必要なのは、背負うリュックサックではなく、片手で持つカバンです。
もちろんスーツケースでもOKです。
ウォール街のビジネスマンのように、カバンを片手で持って、さっそうと歩くだけでいいのです。