ある日、デパートの紳士服売り場を歩いていたときのことです。
私が普段着ているスーツとそっくりなスーツを見つけました。
色やデザインは、ほぼ同じです。
しかし、なぜかマネキンが着ているスーツのほうが、私が着るよりはるかにスリムでクールに見えました。
「同じものを着て、これほど差が出るのはなぜだ?」
本当にそう思いました。
マネキンに嫉妬しそうになったくらいです。
マネキンが着ているスーツをよく見て観察すると、その理由がわかりました。
一切のしわがないスーツだから、スリムでクールに見えます。
売り場で売っている服ということもあり、その服は新品のスーツでした。
まさにしわが1つもないスーツです。
ぴんと伸びた服地が、見事に美しい曲線を描いていて、見ていてうっとりするほどでした。
そのため、スリムでシャープな印象を受けました。
私は、反省してしまいました。
疲れて家に帰ってきたときに、その疲れのため、スーツをうっかり脱ぎ捨てていました。
これがよくなかった。
スーツのしわの原因になっていました。
これではいくらかっこいいスーツも台無しです。
しわがあると、横幅が膨らんで、シルエットが崩れます。
そもそも、よれよれの服装では、疲れているように見えます。
これはビジネススーツでもそうです。
普段着でもそうです。
しわがなくぴんと伸びている服は、シルエットが美しくなり、スリムに見えます。
そもそもしわがないという服は、清潔感がありプラスのイメージになります。
あなたが家に帰ったとき、服を脱ぎ捨てていませんか。
脱ぎ捨てると、しわが寄りやすくなります。
疲れて帰って、脱ぎ捨てたくなる気持ちもわかりますが、きちんとたたむことです。
上着はハンガーに掛けましょう。