ミケランジェロの代表作品であるダビデ像を初めてみたのは、小学生のころでした。
あの裸になった男性の像といえば、思い出す人も多いことでしょう。
初めに受けた印象は「何て恥ずかしい格好なんだ」という印象でした。
男性の陰部まではっきり掘られた像は、小学生の私には刺激が強い像でした。
しかし、その像にはなぜかかっこよさが感じられました。
「あそこも丸出しの裸の像。でもなぜかかっこいい」
当時は、そういう印象を受ける理由がまだわかりませんでした。
それがずっと気になっていました。
大人になってからようやく気づくことができました。
あの「引き締まったウエスト」です。
きゅっと引き締まったウエストが、かっこいいシャープな印象になっていました。
体のちょうど真ん中当たりのウエスト部分がきゅっと引き締まっていると、全体的にシャープに見えます。
ウエストが引き締まっているという印象を受けたことは「そうなるような努力をしている」ということです。
ウエストが引き締まっているだけで、さまざまなプラスの印象を受けます。
ダビデ像は一切動きません。
しかし、彼の引き締まったウエストから、誠実な性格や整った食生活などがひしひし感じられます。
直接、ファッションセンスには関わりませんが、かっこよさには関わることです。
裸のダビデ像のように、引き締まったウエストがあれば、かっこよく見えます。
学生時代は、授業に体育があったので、比較的おなかは引き締まっています。
しかし、社会人になってからは、運動する機会が減りがちです。
職種にもよりますが、自分から積極的にジョギングや運動をしないかぎり、筋力が衰えてしまいます。
その結果、腹が出ます。
どんなにかっこいいファッションも、腹が出ていれば台無しになります。
社会人男性に必要なのは、ずばり「シェイプアップ」です。
まず、食生活を整えて、暴飲暴食をやめて、腹八分目で心がけます。
また定期的にジョギングをしたり、筋トレをしたりします。
シェイプアップを心がけ、おなかが出ないようにします。
引き締まったウエストになれば、ダビデ像がそうであるように、整った印象を相手に与えられるのです。