先日、こうしたことがありました。
仕事中に、お客さまからAさんに連絡がありました。
「お世話になっております。○○商事の鈴木です。Aさんはいらっしゃいますか」
電話を受けた人は「ただ今、Aは席を外しています」と伝えます。
「では、いつお戻りの予定でしょうか」
ほかの社員に「Aさんはどこへ行ったのか、いつ戻るのか」と聞いても、誰もが「知らない。わからない」といいます。
私は、困りました。
大切な仕事の話なら、なおさらです。
急な用件かもしれません。
大事なお客さまですから、曖昧な答えを返すのも失礼です。
そもそもAさんは、長時間席を外すにもかかわらず、誰にも連絡をしていなかったようです。
長時間席を外すにもかかわらず、誰にもその旨を連絡していなかったAさんに、あなたもなっていないでしょうか。
もちろん仕事中に、トイレで席を外すくらいなら、連絡は不要です。
しかし、会議のような長時間席を外す場合には、前もって誰かに連絡をすることが必要です。
「会議のため、席を外します。午後4時ごろに終わる予定です。もし急な用件なら、携帯に連絡をください」
会社では1人が仕事をしているわけではないのです。
大勢のひとで連携し合って仕事をしているのですから、自分が席を外す際にもケアが必要です。