執筆者:水口貴博

落ち込んでいる人を元気づける30の方法

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元気づけることとは、教えてもらうこと。

元気づけることとは、教えてもらうこと。 | 落ち込んでいる人を元気づける30の方法

少し強引な方法ですが、たしかな効果のある元気づけ方があります。

落ち込んでいる人がいます。

その人は、料理が得意な人です。

そこで私は「目玉焼きの作り方、教えてよ」と、頼みます。

本当は、私は目玉焼きが作れます。

しかし、わざと目玉焼きを作れないふりをして、教えてもらいます。

このとき相手の話に一生懸命耳を傾け、にこにこしながら教えてもらいます。

楽しい雰囲気を醸し出します。

教えてもらったら、最後に笑顔で「ありがとう。おかげで目玉焼きの作り方がわかったよ」と言って、わざとはしゃぎます。

しっかり作れるようになったかどうか、相手の目の前で私が実演して見せます。

私は最初から、目玉焼きが作れるのです。

当然、きれいに作ります。

それを見た相手は「よし、私の教えたことがきちんと伝わっているな」と確認できます。

「自分が人の役に立った」と言うことが、落ち込んでいる人には自信につながっていくのです。

落ち込んでいる人とはいえ、まったく何もできないわけではありません。

目玉焼きなんて、料理の得意な人にはささいなことです。

そんなささいなことでも、誰かの役に立つのです。

落ち込んでいる人ができることや、知っていることを見つけましょう。

すぐ見つかります。

愛媛県出身の人なら、愛媛県の話を聞かせてもらいましょう。

海外旅行をしたことのある人なら、海外旅行のノウハウを教えてもらいましょう。

料理の得意な人なら、料理を教えてもらえばいいのです。

「教える」という行為が、落ち込んでいる人には少しずつですが、自信につながります。

一気に自信をつけてもらうのではなく、少しずつでかまいません。

自分の知識が誰かの役に立っているということは、自分の存在価値を確認できることにつながります。

落ち込んでいる人は、無能ではないことに自分で気づいてもらいましょう。

自分の存在に価値があることを確認できたとき、自然と元気になるのです。

落ち込んでいる人を元気づける方法(27)
  • 落ち込んでいる人から、教えてもらう。
ただ、そばにいてくれるだけでいい。

落ち込んでいる人を元気づける30の方法

  1. 落ち込む原因は2つのみ。
    能力と存在。
  2. 大失敗は、大成功。
  3. 「存在」の欠乏から立ち直るには、時間がかかる。
  4. 人間は、何かに寄り添っていかないと、生きていけない。
  5. 人間には、理解してもらいたい欲求がある。
    話を聞いてもらえるだけで癒される。
  6. 話を聞くときには、話を折らないことが大切。
  7. 相槌を打つと、話が進んでいく。
  8. 落ち込んでいる人に対して「頑張れ」は禁句。
  9. 相手の心の中まではわからない。
    「わかる」は禁句。
  10. 一番のアドバイスは、聞かれたら聞き返すこと。
  11. 言葉より手書きの手紙のほうが、元気づける効果がある。
  12. 特別に接しない。
    普通に接することが大切。
  13. 成長するためには、落ち込むことが必要。
  14. 励ませば励ますほど落ち込む。
  15. 現実逃避が、落ち込み逃避になる。
  16. 話を聞くときには、2人きりになるのが大切。
  17. 愚痴を吐き出せば、最後は笑いで締めくくることが大切。
  18. 話を聞くときの一番のポジションは、斜め横。
  19. とにかく相手の話を否定しない。
  20. 話の最後を繰り返すと、話がどんどん前に進んでいく。
  21. 暗い表情だから暗くなる。
    明るい表情だから明るくなる。
  22. 「ありがとう」が、相手を元気づける。
  23. 落ち込んでいる人には「観る」ことが大切。
  24. 褒められることで、自信がつく。
    元気づけることとは、褒めること。
  25. 褒めるときには、外側より内側を褒めることが大切。
  26. 元気づけることとは、他人が褒めていたことを本人に伝えてあげること。
  27. 元気づけることとは、教えてもらうこと。
  28. ただ、そばにいてくれるだけでいい。
  29. 落ち込んでも、自然と立ち直る。
    そっとしてあげることも大切。
  30. 落ち込むことで強くなる。
    落ち込めることに感謝しよう。

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