執筆者:水口貴博

コミュニケーション能力が向上する30の方法

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テンポのよいコミュニケーションのために、答えをじらさないこと。

テンポのよいコミュニケーションのために、答えをじらさないこと。 | コミュニケーション能力が向上する30の方法

テンポのよいコミュニケーションとは、次々に答えが出てくる会話のことです。

それに対してテンポの悪いコミュニケーションは、答えをじらす会話のことです。

ちょっと自慢をしたいがために、ときどき答えをじらす人がいます。

「私、この前旅行に行ってきたんだ。どこに行ったと思う?」

「スーパーで珍しいもの見つけたんだ。何を見つけたと思う?」

「テストで良い点取ったよ。何点だと思う?」

答えをすぐ言えばいいのですが、なかなか答えを言いません。

すぐ答えを言うと、もったいないと思っているのです。

「きちんと考えてよ」と言って、こちらに考えさせようとします。

自慢話ほどあまり聞きたくありませんから「じらさないで、さっさと言ってよ」と思います。

他人の自慢話のために考えることほど、こちらも暇ではありません。

ずるずる時間だけが過ぎていき、テンポの悪い会話になっていくというシナリオなのです。

じらさなければ問題ありません。

自慢話でも、答えをすぐ言ってくれる人ならさほどいらいらもありません。

困るのは、回答をなかなか言ってくれないときです。

じらさずにさっさと答えが出るなら、そう大きな問題ではないのです。

テレビのクイズ番組でも、制限時間になればさっと回答を教えてくれます。

制限時間になれば、答えを教えてくれるというお約束がありますよね。

もしこれが、このように言われたらどう思うでしょう。

「制限時間になりました。でも皆さん、わかるまで考えましょう。答えは番組の最後」

こういうことを言われた日には、もう待っていられないとチャンネルを変えたくなります。

答えをじらす癖を持っていませんか。

それは、知らず知らずのうちに相手に不快感を与え、テンポの悪い会話にさせてしまいます。

コミュニケーションでは、答えはじらさずさっと出してしまうほうがいい。

相手に考えてもらう場合でも、制限時間をしっかり設けたほうがいいのです。

コミュニケーション能力が向上する方法(23)
  • 答えをじらさないようにする。
コミュニケーションとは、心を添えた会話のこと。

コミュニケーション能力が向上する30の方法

  1. コミュニケーションは、キャッチボールと同じこと。
  2. コミュニケーションの基本は、何でもない会話ができること。
  3. 相手の興味に合わせた会話がベスト。
  4. 一度に1つ以上の話をしない。
  5. 失敗談こそが、一番聞きたい話。
  6. 同情には、癒す力がある。
  7. 「この間はどうもありがとう」と言って、前回の会話のお礼から入る。
  8. 面白い話だけをすればいい。
  9. 話に割り込まれても「流れ」を大切にする。
  10. 話をしたくても、カットできる部分は思い切ってカットする。
  11. 話をしない人に話しかけるほうが、好感が持てる。
  12. 具体的な話が、面白い。
  13. 「短く」を意識するだけで、リズムよくなる。
  14. 話しかけられたら、最低一言は返す。
  15. 言葉による返事より、態度による返事のほうが効果的。
  16. 身ぶり手ぶりを加えて、少し大げさなくらいでいい。
  17. 吐き出すと、吸収したくなる。
    話をすると、勉強がしたくなる。
  18. 楽しくなる前から、笑顔になろう。
  19. うまく話ができないわけは、単純に吸収が足りないから。
  20. ネタのために勉強をする必要はない。
    一生懸命に遊ぶだけでいい。
  21. できるだけ珍しい話をしたほうが、コミュニケーションは弾む。
  22. みんながしそうな話は、あえてしないこと。
  23. テンポのよいコミュニケーションのために、答えをじらさないこと。
  24. コミュニケーションとは、心を添えた会話のこと。
  25. 人と会うたびに、言うべきお礼がないか、考える癖をつける。
  26. 褒められたときには、素直にお礼を言うことが大切。
  27. 「話しかけられる人」ではなく「話しかける人」になる。
  28. 相手の表情は、あなたの顔を映し出している鏡。
  29. 自分が太陽になり、周りに光を与える存在になる。
  30. チャンスは、人から手に入れよう。
    出会いから、成長のチャンスが生まれる。

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