執筆者:水口貴博

コミュニケーション能力が向上する30の方法

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同情には、癒す力がある。

同情には、癒す力がある。 | コミュニケーション能力が向上する30の方法

一流の医者は、薬で治す前に、言葉で治すと言われます。

たとえば、体調が悪くて病院に行きます。

医者は病状を聞いてくるだけで、後は適した薬を手渡し、終わりです。

薬だけを手渡す医者は、冷たい医者です。

本当に相手の気持ちを理解しようとする医者は、薬の前に、言葉で癒してくれます。

「そうですか。それは大変でしたね。もう大丈夫ですからね」

同情して、心を軽くさせてくれます。

コミュニケーションでは、まず相手に同情することから始めましょう。

相手の気持ちを、相手に言わせるのではなく、あなたが言ってあげるのです。

「それは大変でしたね」

「つらかったでしょう」

「悔しかったでしょう」

「一生懸命でしたね」

相手の気持ちに同情できる言葉を口にすると「自分のことをわかってくれている」と感じ、安心します。

会話にも温かみが出てきます。

冷たい医者のように、病状を聞いて、薬だけを渡してしまうのではいけません。

相手の悩みを聞いて「こうすればいいよ」とアドバイスをするのと同じです。

間違ってはいないのですが、どこか心が冷たく感じられるのです。

コミュニケーション能力が向上する方法(6)
  • 同情することから、始める。
「この間はどうもありがとう」と言って、前回の会話のお礼から入る。

コミュニケーション能力が向上する30の方法

  1. コミュニケーションは、キャッチボールと同じこと。
  2. コミュニケーションの基本は、何でもない会話ができること。
  3. 相手の興味に合わせた会話がベスト。
  4. 一度に1つ以上の話をしない。
  5. 失敗談こそが、一番聞きたい話。
  6. 同情には、癒す力がある。
  7. 「この間はどうもありがとう」と言って、前回の会話のお礼から入る。
  8. 面白い話だけをすればいい。
  9. 話に割り込まれても「流れ」を大切にする。
  10. 話をしたくても、カットできる部分は思い切ってカットする。
  11. 話をしない人に話しかけるほうが、好感が持てる。
  12. 具体的な話が、面白い。
  13. 「短く」を意識するだけで、リズムよくなる。
  14. 話しかけられたら、最低一言は返す。
  15. 言葉による返事より、態度による返事のほうが効果的。
  16. 身ぶり手ぶりを加えて、少し大げさなくらいでいい。
  17. 吐き出すと、吸収したくなる。
    話をすると、勉強がしたくなる。
  18. 楽しくなる前から、笑顔になろう。
  19. うまく話ができないわけは、単純に吸収が足りないから。
  20. ネタのために勉強をする必要はない。
    一生懸命に遊ぶだけでいい。
  21. できるだけ珍しい話をしたほうが、コミュニケーションは弾む。
  22. みんながしそうな話は、あえてしないこと。
  23. テンポのよいコミュニケーションのために、答えをじらさないこと。
  24. コミュニケーションとは、心を添えた会話のこと。
  25. 人と会うたびに、言うべきお礼がないか、考える癖をつける。
  26. 褒められたときには、素直にお礼を言うことが大切。
  27. 「話しかけられる人」ではなく「話しかける人」になる。
  28. 相手の表情は、あなたの顔を映し出している鏡。
  29. 自分が太陽になり、周りに光を与える存在になる。
  30. チャンスは、人から手に入れよう。
    出会いから、成長のチャンスが生まれる。

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