公開日:2023年8月7日
執筆者:水口貴博

美術鑑賞を楽しむ30の方法

12

撮影禁止の作品は撮影しない。作品ごとに一つ一つきちんと確認する。

撮影禁止の作品は撮影しない。作品ごとに一つ一つきちんと確認する。 | 美術鑑賞を楽しむ30の方法

美術館では、撮影OKと撮影禁止の作品が混在していることがあります。

展示エリアで分かれていることもあれば、同じ展示エリアでも、作品ごとに撮影OKと禁止が分かれていることもあります。

撮影OKの作品は、もちろん撮影ができます。

撮影する際は、周りに注意するようにしましょう。

ただし、フラッシュはオフにするのがマナーです。

突然強い光が発生すると、普通に見ている人の迷惑になります。

撮影前にはきちんとオフになっていることを確認しておきましょう。

一方、撮影禁止の作品は、当然ながら撮影はできません。

作品の一部であっても撮影は厳禁です。

スタッフや学芸員に交渉してどうにかなる話でもないので、撮影禁止のマークがあれば、素直に従うことが大切です。

さて、注意したいのは「うっかり」が起こるケースです。

ぼんやりしていると、撮影禁止のマークを見落としてしまい、スタッフから注意を受けることがあります。

不注意で撮影してしまったときは、すぐ削除しましょう。

また、後ろに下がって作品全体を撮影するときも注意が必要です。

引いた位置から撮影しようとすると、隣にある撮影禁止の作品がカメラの視野に入ります。

引いた位置から作品全体を撮るのはいいのですが、カメラの視野には気を配り、撮影OKの作品だけを撮るようにしましょう。

後方に下がって撮影するときは、周囲の人とぶつからないように注意することも大切です。

作品を撮るときは、1作品ごとに撮影マークを確認するようにしましょう。

一つ一つチェックする癖をつけておくことです。

手間に感じるかもしれませんが、不注意を防ぐためには一番確実です。

撮影していいのかはっきりわからない場合は、そばにいるスタッフに声をかけて、確認を取りましょう。

親切に教えてもらえます。

聞くことは恥ずかしいことではありません。

「たぶん大丈夫だろう」という曖昧な判断をするのではなく、きちんと確認を取ることが大切です。

美術鑑賞を楽しむ方法(12)
  • 撮影マークは、作品ごとに一つ一つ確認する。
美術品を見る時間より、解説パネルを見る時間のほうが長くなっていませんか。

美術鑑賞を楽しむ30の方法

  1. 美術館は、心を豊かにする場所。
    入館の前と後のあなたは、別人になっている。
  2. 美術鑑賞は「見たいな」と思う展覧会を見つけることから始まる。
  3. ネットでの美術鑑賞で満足してはいけない。
  4. 美術鑑賞を高尚なものだと考えない。
    肩の力を抜いて、気軽に楽しむことが大切。
  5. 展覧会に足を運ぶ際は、予習をしておこう。
  6. 美術館は、できるだけ平日の朝一に行くのが良い。
    夜間に開館しているなら、ナイトミュージアムもおすすめ。
  7. 美術館は、身軽な服装で行こう。
    靴はスニーカーがベスト。
  8. 劇場や美術館に入るときは、入り口に注目しよう。
    芸術鑑賞の時間は、劇場や美術館の入り口から始まっている。
  9. 音声ガイドを借りると、理解がすいすい進む。
    美術鑑賞がもっと楽しくなる。
  10. 美術鑑賞中は、マナーモードが基本。
    できれば機内モードがベスト。
  11. 鑑賞中の会話は認められている。
    ただし、大きな声での会話は控えるのがマナー。
  12. 撮影禁止の作品は撮影しない。
    作品ごとに一つ一つきちんと確認する。
  13. 美術品を見る時間より、解説パネルを見る時間のほうが長くなっていませんか。
  14. 美術鑑賞をするときの3つの基本ステップ。
  15. まずお気に入りを1つ見つける。
  16. すべての作品をじっくり鑑賞しなくていい。
    ぴんときたものだけ、時間をかけてじっくり鑑賞する。
  17. 至近距離で見るのはいいが、全体を見ることも忘れてはいけない。
  18. 作品リストを活用した、美術鑑賞の楽しみ方。
  19. 「家に飾るならどれにするか」という視点で鑑賞すると、面白い。
  20. 着席スペースがあれば、無理をせず座ろう。
    着座位置から鑑賞するのも面白い。
  21. 単眼鏡は、美術鑑賞をより深く味わうためのアイテム。
  22. 美術品を見るときは「制作年」もチェックしよう。
    昔の作品が美しく残っていることは感動に値する。
  23. なぜスタッフに質問しても、きちんと答えてもらえないことが多いのか。
  24. 気になる画家や作品が見つかったら、後から深く調べよう。
  25. 常設展にも足を運ぼう。
    美術館の「核」に当たる作品と出会える。
  26. ガイドツアーがあれば要チェック。
    入館料以上の楽しみを満喫できる。
  27. 「このエリアで一番気に入った作品はどれか」「本展のマイベスト3はどれか」という視点で鑑賞すると、面白い。
  28. 美術鑑賞の最後は、ミュージアムショップを楽しもう。
    気に入ったグッズがあれば、迷わず買うのが吉。
  29. 気に入った展覧会は、図録の購入がおすすめ。
    図録の3つのメリットとは。
  30. 何度も鑑賞するのも、粋な楽しみ方。

同じカテゴリーの作品

関連記事

© HAPPY LIFESTYLE CORPORATION