美術館での美術鑑賞に欠かせないのは、キャプションです。
美術品の脇にあって、作品名・制作年・制作意図など詳しい情報が記載されています。
美術品だけではどんな内容の作品なのか把握できないことがあります。
キャプションを確認することで、作品の理解が深まり、美術鑑賞の一助となります。
美術品と同じくらいキャプションをしっかりチェックしている人も多いのではないでしょうか。
もちろんキャプションを見るのはいいのですが、ここでありがちな残念パターンがあります。
キャプションばかり見て、肝心の美術鑑賞がおろそかになってしまうことです。
じっくりキャプションをチェックするのはいいのですが、そこで満足をする人が多い。
「ふむふむ。なるほど。よし、次の作品!」
美術品を見るとしても、ちらっと見る程度です。
解説を読み終わると、それで満足してしまい、肝心の美術鑑賞がおろそかになってしまう人が少なくありません。
これではキャプションを読むために美術館に足を運んでいるようなものです。
キャプションばかり読んでいると、何のために美術館に足を運んだのかわからなくなります。
美術品を見る時間より、キャプションを見る時間のほうが長くなっていませんか。
心当たりがある人は要改善です。
解説の分量が多いと読むのに時間もかかりますが、だからといってあまり時間をかけすぎないことです。
美術館に足を運んだ第一の目的は、美術鑑賞です。
できるだけキャプションより美術品を見る時間を長くすることです。
見つめるように鑑賞して、しっかり網膜に焼き付け、じっくり作品を味わいましょう。
正面だけでなく、別の角度からも鑑賞を楽しみたい。
鑑賞に力を入れるのは、キャプションではなく美術品です。
美術鑑賞に力を入れてこそ、美術館に足を運んだ意味があるのです。