「相手を怒らせたくない」
「できるだけ相手を傷つけずに別れ話をしたい」
そう思い、別れ話を始めてもなかなか結論を言わず、こまごました事情から話し始める人がいます。
「実は前々から悩んでいて……」
「あなたの○○さえなければ……」
「もう少し考えたほうがいいかなと思ったけど……」
たしかに相手の負担を考える配慮は大切です。
別れ話を少しでも穏便に済ませようとするのは、正しい心がけ。
だからとはいえ、結論を後回しにするのはよくありません。
ぐだぐだ話をしていると、相手は言いたいことが理解できず、いらいらさせます。
言いたいことが伝わりにくくなり、別れ話もあやふやにさせてしまうでしょう。
別れ話は最初が肝心。
単刀直入に結論から始めましょう。
結論から話すほうがわかりやすいのは、ビジネスだけでなく、別れ話でも同じです。
回りくどい言い方は必要ありません。
相手に察してもらうような言い方も、誤解を招くだけで不適切。
最初に結論から伝えたほうが、格段に別れ話はわかりやすくなります。
詳しい事情の説明は、結論の後に話すようにします。
そうすれば、相手は話の趣旨がすぐ理解できるので、考えも整理しやすくなります。
話全体を引き締める効果もあり、一石二鳥です。
結論から話すのは少し勇気が必要ですが、わかりやすさを第一に考えるほうが、お互いのためになります。