慣れ親しんだ職場は、さぞ居心地がいいでしょう。
みんなとすっかり顔なじみになりました。
どの作業も経験したことがあり、仕事にも慣れました。
仕事の流れは熟知して、繰り返しの作業が大半を占めるようになりました。
十分慣れたおかげで、ミスをすることもほとんどなくなりました。
それでいて、毎月安定した給料をもらえます。
「これで最高ではないか」と思いますが、要注意です。
実は危ない状態なのです。
居心地がよくなり始めたら、黄色信号です。
「気持ちいいな。ずっとこのままでいたい」と思う反面、変化を拒む気持ちが強くなります。
今は快適かもしれませんが、後が大変です。
変化に弱くなる。
行動力がなくなる。
保身や現状維持ばかり考えるようになるのです。
本人も気づかないくらいゆっくりと、気力・体力・精神力が低下しています。
気づけば、頭が固くて、変化に弱い人間になっているのです。
いざ大きな変化がやってきたとき、気合が入らず、吹き飛ばされてしまうでしょう。
これが、慣れ親しんだ職場に隠れたリスクです。
いつの間にか、変化に弱くなっていませんか。
今はいいかもしれませんが、この状態をずっと続けたときのリスクに気づくことです。
快適であっても、適度なタイミングで抜け出すことです。
人に命令されて抜け出すより、自分の意思で抜け出すほうが、リスクを最小限に抑えられます。
自分に課題を与えましょう。
自分から適度な変化を求めましょう。
変化を求める習慣があれば、いざというときに生き残れます。