個性といえば、長所や得意に注目しがちです。
ほかの人より優れている点ですから、やはり積極的に公表して、人に見てもらいたいと思うでしょう。
「褒められたい」という気持ちもあるはずですから、個性といえば、長所や得意を中心に考える傾向があります。
しかしあらためて考えると、個性とは、長所や得意だけではありません。
自分のすべての特徴が、個性です。
長所や得意だけでなく、短所や不得意も、立派な個性の1つ。
自分の短所や不得意に、注目してみましょう。
あなたの苦手なことは何ですか。
嫌いな食べ物。
不得意な教科。
苦手な人。
それらもすべて、あなたの個性です。
治す必要はありません。
というより、治したくても、おそらく治らないでしょう。
もともと自分の本質に関わった部分は、そう簡単には変わりません。
嫌いになるのではなく、自分の大事な魅力の1つとして、大事にしましょう。
音痴でもいい。
字が下手でもいい。
運動が苦手でもいい。
短所や不得意も、あなたの立派な魅力の1つなのです。