「言うべきではなかった」
そう思った経験はありませんか。
たとえば、初対面の人から「初めまして。何でも気軽に話してください」と言われます。
「何でも話していいのだな」と本気にして、初対面から大っぴらな話をすると、相手が嫌な顔をすることがあります。
その瞬間「しまった。言うべきではなかった」と、はっとします。
「『何でも話してください』という一言は、社交辞令だった」と、気づくのです。
言う前に気づけばいいのですが、気づきにくいことがあります。
よりによって、発言をした後の険悪な雰囲気で気づくのです。
こうした失敗は、人間関係では必ずあります。
さて「言うべきではなかった」と思ったとき、どうするか。
まず、謝れるような雰囲気なら、すぐ謝りましょう。
「言いすぎました」と謝れば、きっと許してもらえるはずです。
大切なことは、次から気をつけることです。
重大な失敗でもなければ、罪を犯したわけでもありません。
人間関係でよくある、ちょっとした失敗です。
人間関係は、スポーツのようなものです。
挑戦と失敗を繰り返しながら、だんだんうまくなります。
サッカーで言えば、ちょっとパスを間違えた程度です。
余り深く落ち込みすぎず、次から注意すればいいのです。
「次から注意するぞ」と深く心に刻んだ瞬間、あなたの人間関係がうまくなるのです。