演技を見るより、演技をしてしまう人が人気者になれます。
演技を見て楽しむより、自分が演技をしてみんなを楽しませるほうが、自分も楽しむことができるのです。
試合には、勝つ側と負ける側がいます。
しかし、もう1つ忘れてならないのが、見ている人です。
試合には「勝つ人」「負ける人」「見ている人」の3種類の人がいます。
試合では、勝つ人は勝つ人なりに試合を楽しみ、負ける人は負ける人なりに、試合を楽しんでいます。
試合に出ているので、勝ち負けとは関係なく、自らが積極的に楽しむことを体験できます。
しかし、見ている人だけに限っては「受け身」になり、一方的に楽しませてもらっています。
見ている人は「楽しもう」としているより「楽しませてほしい」と、受け身になっているのです。
先ほど、試合では3種類の人がいるといいましたが、実は3種類ではなく2種類の人しかいません。
「積極的に楽しもうとする人」と「受け身になって楽しもうとする人」の2種類だけです。
つまり、試合に出ている人と、見ている人の2種類ということです。
この2種類のどちら側につくかで、人生を積極的に歩むか、受け身として歩むかが決まります。
人気者は、受け身の体勢を取りません。
必ず、積極的な態度を取っていきます。
自分から進んで楽しもうとするのです。
自分から進んで楽しもうとするなら、試合で勝とうが負けようが関係ありません。
「積極的な人」は勝ち負けに関係なく、楽しんでいます。
人気のある人になりたいと目指しているなら「見ているだけ」より「やってみる」という心構えが大切です。
「見ているだけ」の人は、なかなか人気者になることができていません。
学校で人気者になっている人は、決まって「やっている人」です。
決して「見ているだけの人」ではないはずです。
人気者は「見ているだけ」より「やってみる」という姿勢のために、自分が楽しみ、みんなを楽しませることができているのです。