世の中には、何でもかんでも人のせいにしてしまうという、困った性格の人がいます。
人のせいにして、自分は悪くないと主張して、正当性を認めさせようとします。
人のせいにしてしまうのは、簡単なことです。
しかし、ここを踏ん張って自分のせいにできる人が、人から注目を集める人です。
原因は、自分の外側にあるのではなく、自分の内側にあると考えるのです。
相手が悪いような出来事でも「自分に原因があるのではないか」と考える人が、優しい人です。
たとえば、待ち合わせ場所に相手が30分の遅刻をしてきたときです。
普通なら、相手の怠けのため、遅刻という結果になってしまったわけですが、ここを考え改めるのです。
「少し早い時間に約束しちゃったかな。相手の負担をかけさせてしまって遅刻になったのではないか」
そう考えられれば、人との対立は少なくなります。
何でも、人のせいにするのではありません。
自分にも、何か悪いところがあったのではないかと考えられる人が、人間関係を向上させることができるのです。