執筆者:水口貴博

紳士になる30の方法

  • 「マナーが悪い!」と言われないために、
    品性を身につけよう。
紳士になる30の方法

「マナーが悪い!」と言われないために、品性を身につけよう。

不思議なもので人間は年を取ると、2種類の人間にわかれます。
「経験を積んでマナーがよくなる人」と「経験を積んだ結果、態度が悪くなる人」です。
経験を積んでマナーがよくなる人は、これから先の文章は読む必要はありません。

年を取ると、自然と話が長くなる。

年を取って、いつの間にか変わってしまうのは話の長さです。
年を取ると、自然と話が長くなりがちです。
これは男性も女性もです。

威張ることを、アピールだと勘違いしない。

マナーの悪い大人は「威張ることがアピール」と勘違いしています。
この勘違いをしている大人は、年齢が高くなればなるほど、態度も高飛車になります。
たしかに年齢が高くて、ほかの人より経験が多くあるのはわかります。

マナーの悪い人は「飲みに行こう」としつこく誘う。

マナーの悪い中年男性が女性を口説くときの言葉は、いつも決まっています。
必ず「飲みに行こう」から始まります。
しかも、しつこいのが特徴です。

しつこくプライバシーを聞かない。
アドバイスを勝手に話し始めない。

マナーの悪い中年男性は、他人のプライバシーをやけに知りたがります。
「君、結婚してるの」
「いくつ」

マナーのいい紳士は、静かにユーモアを口にする。

マナーの悪い中年男性は、声が必要以上に大きいのが特徴です。
「そんなに大きな声でしゃべらなくても」と思うほど大きな声で話します。
特にお店の中で、大声で話します。

もう一軒、しつこく誘わない。

マナーの悪い中年男性は、飲み終わった後、もう一軒しつこく誘います。
明日も会社があるというのに、お構いなしにもう一軒飲みに行こうと、しつこく誘ってくるのです。
寂しいから、ただ飲みたいだけです。

自分の趣味に無理やり勧誘しない。

相手のことを考えないのは、マナーがない典型的な例です。
自分のことだけ考えています。
マナーの悪い中年男性は、自分の趣味に無理やり勧誘しようとします。

口の中に食べ物を入れたまま話すのをやめる。

マナーの悪い中年男性によく見られるのは「口に食べ物を入れたまま話す」という光景です。
食事中に話をしてはいけないわけではありません。
食事中に会話も楽しめれば、よりおいしい食事へと変わることでしょう。

すすっていいものといけないものを区別する。

日本には「お茶」という世界に誇る飲み物と文化があります。
お茶をすすって飲むのは、日本では文化として広く受け入れられています。
茶道では、流派にもよりますが、飲む際にわざと「ずるずる」と音を立てていただく作法さえあります。

考え方は、表情に表れる。

品のない中年男性は、いつも不機嫌そうな顔をしています。
別に悪いことをしたわけではありません。
しかし、眉間にしわが寄り、悪いことをしたような顔をしているので、悪そうに見えるのです。

マナーの悪い中年男性は、自分が悪いとわかっていても謝らない。

マナーの悪い中年男性はプライドにこだわります。
「勝つこと」が、男の証しだと思っています。
マナーの悪い中年男性は、その考えがあるために、なかなか謝ろうとしません。

人の話を聞かず、自分の話ばかりをしない。

人の話を聞かないのは、マナーの悪い中年男性の得意技です。
人の考え方より、自分のほうが正しいと思っているため、人の話は聞きません。
聞いても、聞き流してしまいます。

マナーの悪い中年男性は、足を広げて座る。

威張る態度は、足に表れます。
まず座ったときの足です。
マナーの悪い中年男性は、座ったときに大股になっています。

相手より先に挨拶を心がける。

マナーの悪い中年男性は、相手から挨拶してくるまで、自分からは挨拶をしません。
自分は偉い人だと思い込んでいますから、自らすすんで挨拶することを忘れてしまっているのです。
あげくには、誰か他人に自分のことを紹介させます。

マナーの悪い中年男性は、自分は紹介されたがるが、人は紹介しない。

紹介されるのが大好きになると、いよいよ赤信号です。
紹介されると何だか偉い人のように映るため、自分のことはどんどんと紹介してもらおうとします。
その一方で、他人を紹介しようとはしません。

マナーの悪い中年男性は、タバコの我慢ができない。

私が東京に住み始めたころに思った最初の印象は「どこへ行ってもタバコくさい」ということです。
もちろん都内には禁煙の空間もあります。
しかし、歩きタバコをする人が多いせいで、町の中がタバコくさくなっているのです。

自慢と説教はできるだけ控える。

マナーの悪い中年男性の得意技は「自慢」と「説教」です。
もちろんすべての自慢と説教が悪いわけではありません。
悪い指摘も成長につながりますし、改善のきっかけになります。

お箸やタバコで指さすのは、マナー違反。

食事中に指さすために、手にしているお箸やタバコで指さす人がときどきいます。
お箸もタバコも棒状になっているので、うっかりしてしまうのです。
指さしやすいのはわかります。

肘をついて、背中を丸めて食べない。

「疲れたなあ」
疲れたときに食事をしようとすると、ついしてしまうことがあります。
「肘をついて、背中を丸めて食べる」ということです。

おしぼりで顔やメガネまで拭かない。

おしぼりは何のためにあるものかご存じですか。
「食事前に汚れた手を拭くもの」
当たり前すぎる質問ですみません。

お茶は飲み物。
口をゆすぐものではない。

食事が終わった後に、お茶を飲みます。
このとき、お茶で口をゆすぐ音が聞こえることがあります。
そのお茶で口をゆすぐ音を聞いて、少し気分を悪くしたことはありませんか。

「ちょっと」「お姉ちゃん」という乱暴な呼び方をやめる。

マナーの悪い中年男性は、レストランでウエイトレスを呼ぶときにすごい呼び方をします。
「ちょっと」「お姉ちゃん」という失礼な呼び方です。
周囲にほかのお客さんがいてもお構いなしです。

お金を払って、なお腰の低い人がかっこいい。

マナーの悪い中年男性は、サービスを受ける側になると、態度が急変します。
急に偉そうになるのです。
「お金を払っているんだからサービスしろ」と言わんばかりに、言葉遣いも態度も高飛車になります。

そっと近づかない。
後ろからじろじろのぞかない。

マナーの悪い人は、食事中はうるさい一方、変なところでは静かになります。
「静か」というより「こそこそ」です。
たとえば、街なかで偶然に知り合いを見つけたときです。

見ず知らずの人を呼び止めようと、いきなり体に触らない。

道端を歩いていて、前を歩いている人が、ハンカチを落としました。
誰にでも一度はある経験ですね。
あなたはハンカチを拾って、相手に落としたことを知らせようとします。

ハンカチで手を拭きながら、トイレから出るのをやめる。

マナーの悪い中年男性は、トイレから出るときに、うっかりしてしまいがちなマナー違反があります。
ハンカチで手を拭きながら、トイレから出てくるのです。
皆さんが気づいていない、マナー違反です。

人前でベルトを締め直さない。

マナーの悪い中年男性は、腰周りのベルトを人前で、平気で締め直します。
そういう場面は、たびたび目にします。
当たり前だと思ってしまい、なかなかそのマナー違反に気づけない。

マナーの悪い中年男性は、トイレの蓋を上げたまま出てくる。

マナーの悪い中年男性は、トイレの蓋を上げたまま出てきます。
「トイレの蓋を下げて出ても、どうせ次の人が上げるのだからそのままでいいだろう」
たしかにその気持ちはわかりますが、よくないのです。

品のなさは誰も教えてくれない。
自分で見つけ、身につけよう。

ここで紹介した「マナー集」は、言われてみるとたしかにそうだなと思えるものばかりです。
気づきそうで気づかない。
それでいて、いつの間にか相手に不快感を与えていることです。

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