街を歩いていると、突然、見知らぬ人から話しかけられることがあります。
「あの、すみません。道をお尋ねしたいのですが」
どうやら道に迷っていて、行き方を知りたいようです。
急いでいるときに話しかけられると、少し面倒だなと思うこともあるでしょう。
「よりによって、なぜ自分なんだ」と思います。
いらいらしそうになりますが、実は喜ばしいことです。
逆の立場になって考えてみましょう。
道を尋ねようとするとき、どんな人を探すでしょうか。
親切丁寧に受け答えしてくれそうな、人相がいい人を探すのではないでしょうか。
自分が道を聞かれたということは、相手から見て、人相がいいと認められている状態です。
つまり、人から道を尋ねられたとき「人相がいいですね」と褒められているのです。
口には出して言われませんが、道を聞かれる事実が証明しています。
よく道を聞かれる人ほど、人相がいいものです。
それに気づけば、人から道を尋ねられることが嬉しくなります。
忙しいときに聞かれても、笑顔で協力してあげようと思えるようになるのです。