小学生や中学生のころは、毎日のように親や先生から叱られていました。
意味もなく、叱られるわけではありません。
正しい行いがされていないから、叱られます。
周りが年上ばかりなので、叱られる一方です。
しかし、年を取るにつれて、だんだん叱られる機会が減ってきます。
大人になって正しい行いが増えますが、まだまだ完璧ではありません。
にもかかわらず、なぜ叱られにくくなるのかというと、高い地位や年齢のためです。
自分より年上が少なくなる一方で、年下が増えてきます。
周りは悪いことだとわかっていても、指摘しにくくなるのです。
そんな中、男性がどんなに年を取っても、唯一、叱ってくれる存在がいます。
女性です。
女性は、気に食わないことがあったら、ためらわず発言してきます。
急にヒステリックになり、周りが見えなくなり、遠慮なく物事を言ってきます。
会社で会議を開いたとき、唯一、部長に直接文句が言えるのは、女性です。
みんなが怖がって言えない意見を、女性は感情的になり、発言します。
女性は、そういう生き物なのです。
「ああ。なぜ女性はいつもこうなんだ」と言いたくなります。
そうではないのです。
その様子に、男性もいらいらしてしまうのでは、まだまだです。
ヒステリックになり、遠慮なく物事を言ってくれることは、実はとてもありがたいことです。
叱られているのです。
悪いところを指摘してくれています。
叱られて、男性もいらいらするのではありません。
「ああ。また始まった」と思いつつも「なるほど。たしかに反省点があるな」と意見を受け入れてみましょう。
冷静に考えると、たいてい女性の言い分は、正しいです。
年を取って、叱られる経験があるのは、貴重です。
だから女性も、貴重です。
そう思えるのは、大人として気持ちがコントロールできている証拠なのです。