幼い子どもを連れての旅行は、気を使います。
旅行は、一人旅が最も楽です。
同伴者が増えれば増えるほど、団体行動が余儀なくされ、行動を合わせるストレスが増えます。
特に子どもは団体行動に慣れていないため、大人3人分くらいの気を使うでしょう。
子連れはストレスが増えるばかり……、と言いたいところですが、そうでもありません。
実は、子連れだからこそ得られる特権があります。
「子ども連れなのですが」と言えるようになることです。
子ども連れであることをアピールします。
さまざまな場所で特別な配慮をしてもらえたり、無理なお願いが通りやすくなったりするのです。
たとえば、飛行機で「子連れなのですが」と言ってみましょう。
子ども用のおもちゃを無料でもらえたり、子ども用の食事を用意してくれたりなどサービスが得られます。
赤ちゃんなら、おむつや離乳食がもらえることもあります。
飛行機内、電車内、バス内の座席の移動もお願いしやすくなります。
無理に狭いところに座るより、広々とした席に座るほうが、子どもにとっても楽です。
周りのお客さんにとっても、子どもが静かにしてくれるほうが嬉しいでしょう。
子連れだと周りに迷惑をかけるだろうと、引け目を感じる必要はありません。
むしろ子連れであることをアピールしたほうが、親にとって楽になるばかりか、周りに迷惑をかけにくくなります。
レンタカーを借りるとき「子連れなのですが」と言えば、安全面を配慮し、チャイルドシートなどを無料で借りられるかもしれません。
このメリットを生かさない手はありません。
子連れは大変なのですから、旅の負担を少しでも軽くするため、得られる援助には甘えましょう。