ある程度の年齢になると、子どもと一緒に旅行を考えるようになります。
家族旅行です。
貴重な思い出を作ることができますし、家族の絆を深めるいい機会ですね。
しかし、やはり子どもと一緒に旅行となると、数多くの不安や悩みが出てきます。
迷子にならないか、暴れないか、泣き出さないかなどです。
そんな子連れ旅行を考えるときに、一番大切なことがあります。
あらゆる場面において、大人の目線ではなく、子どもの目線で考えることです。
親は、つい大人の視線で物事を考えてしまいがちです。
夫婦での旅行や、一人旅なら、多少の無理はできるでしょう。
しかし、子どもが一緒となると「我慢しなさい」で乗り越えられないこともあります。
体力も力もないです。
すぐ機嫌が悪くなって、泣き出します。
たとえば、旅行の日程を考えるとします。
親たちは、有名な美術館に行ってみたいと思いますが、子どもにはどうでしょうか。
美術に関心がある子どもならいいのですが、そうでない場合、退屈な時間になる状況が考えられます。
大人ですら理解に苦しむ美術を、子どもが理解するのは珍しいのではないでしょうか。
楽だろうと思って、観光バスに乗ったとします。
観光バスだけで回ると、バスに乗っている時間が長ければ、子どもは車酔いをしやすくなります。
スケジュールの都合上、バスを急に止めたり遅らせたりできません。
せっかくの旅行だからと、子どもと一緒に高級なレストランへ行ったとします。
大人にはリッチと感じる高級料理かもしれませんが、子どもには味気ないかもしれません。
もしくは、食べられない食事が出る場合もあるでしょう。
また、フォーマルな場に幼い子どもがいると、ほかのお客さんに迷惑になる場合もあります。
もちろんすべての子どもがそうとは限りませんが、そうした傾向を考えておくと、日程を立てる参考になります。
まず子ども目線で、考えるようにしましょう。
子どもが喜びそうな場所。
子どもにとって無理がない日程。
子どもが楽しみやすい観光地。
大人たちの都合は、まず一度捨ててください。
子どもに旅行パンフレットを見せて、行きたい場所を選ばせるのも、1つの手です。
子どもたちの都合に合うよう子ども目線で考えることが、子連れ旅行で一番大切なことなのです。