「うん」
「それでそれで!」
「なるほど、そうだね」
話を一生懸命に聞いてくれる人には、不思議と好感を持ってしまいます。
相槌を打ちながら話を聞いてもらえると、もっと話をしたくなり、さらに心を開きたくなります。
心を開き始めると、親密な関係になるのは時間の問題です。
しかし、まずはともあれ聞き上手にならないと、相手のことを知ることができませんし、相手も心の開きようがないのです。
聞き上手になることは、人から好かれるための大切なポイントです。
相槌を打てば打つほど「うん」とうなずいているだけに、人間関係の運(うん)もよくなります。
相槌を打っている姿が、相手には嬉しく、話を聞いてくれる人を好きになってしまうのです。
人から好かれるといえば、面白い話や楽しい話をして、相手を笑わせることばかりに気を使っていたのではないでしょうか。
たしかにお笑い芸人のように話で花を咲かせることも芸ですが、なかなか素人には難しいことですね。
言葉の使い方、話のセンスが必要であり、誰でも簡単にできるわけではありません。
しかし、聞くことなら、誰でも入りやすいことでしょう。
本来、聞き上手になるほうが、はるかに人から好かれるのです。
話す人は「自分! 自分!」とアピールしていますが、聞く人は相手を吸収する側ですから、成長も早く好感ももたれやすいのです。