私はいざというときに、いつでも置き手紙ができるように常にメモ用紙を机の引き出しの中に置いてあります。
職場でも自分のデスクには小さいものではありますが、メモ用紙を欠かさず用意し、すぐ取り出せるようにしています。
その人に用事があるとき、自分が席を離れていたり、また相手が席にいなかったりすると用件が伝えられません。
こういうときには、メモ用紙に簡単にメッセージをつづります。
置き手紙のようにメッセージを残しておくと、うまくやりとりをつなげることができます。
みんなが携帯を持ってメールが当たり前になっている今、あえてメールを使わないことがポイントです。
メールを使っては、それこそ「ほかの人と同じ」になってしまうのです。
紙に手書きすることで、ほかの人と違う手段でメッセージを伝えることができ、違う印象を持ってもらえることができます。
褒め言葉にしても感謝にしても、同じです。
メールで「ありがとう」と送ればすぐ終わってしまいますが、小さなメモ用紙に「ありがとう」と書くほうが人間性を感じます。
「とても上手にできていたよ」という褒め言葉も、メールで読む印象と、手紙で見る印象は全然違うのです。
みんなと同じことをしないことが、みんなとは違った人になるコツなのです。