執筆者:水口貴博

人の才能を伸ばす30の褒め方

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「欠点」は、褒めてもいい。

「欠点」は、褒めてもいい。 | 人の才能を伸ばす30の褒め方

上手な褒め言葉は、視点を変えて相手を見ないと人と違った言葉を口にすることはできません。

ほかの人が指摘しているところは、もうあなた以外の人が何度も言っていますから、繰り返しあなたが言う必要はありません。

あなたは、ほかの人が気づかないようなところを見つけ、褒めてあげる役目を果たすことです。

「じゃあ、どういうことがほかの人が言わないことなのか」と思われることでしょう。

その最も代表的なことが、相手の「欠点」です。

私はいつも相手が悪いことだと思い込んでいる欠点を、褒めるようにしています。

相手の欠点は、周りから見ても指摘ができず、本人も自分の悪いところだと思い込んでいます。

しかし、実際は悪いと思い込んでいるだけの話であって、考え方1つでコロリと褒めるべき点へと変わってしまいます。

私の友人で身長が低い女の子がいます。

147センチという身長で、一般的に同じ女性の中でも一回り身長が低い人です。

本人は、自分の身長が低いことをとても気にしているようです。

「身長が低いから足が太く見える」

「洋服を買いに行っても、好みの服がない」

「満員電車の中では、溺れそうになる」

そう、彼女は言います。

身長が低い人には、その人なりの苦労があるようです。

コンプレックスは同情が先に出てしまいそうですが、そのコンプレックスが長所になるのではないかと考えることがポイントです。

悪いと思われる部分を、うまくひっくり返せばいいだけです。

「小さいから、かくれんぼのときに有利だ」

「小さい人のほうが、かわいがってもらいやすいね」

「乗馬や器械体操は、低い身長のほうが有利だよ」

低いからこそ輝く魅力を前に出していけば、褒め言葉へと変えることができます。

誰にも言われたことがないため、こういうことを言うと本人はたいてい驚きます。

「言われてみればそうだね」と思ってくれれば、コンプレックスも貴重な褒め言葉になります。

人の才能を伸ばす褒め方(27)
  • 悪いところを、褒めてみる。
みんなと同じことをしない。
みんながしない方法でアピールすること。

人の才能を伸ばす30の褒め方

  1. 褒め言葉は、人間関係を活性化させる言葉だ。
  2. うまくいった瞬間に褒めること。
  3. 朝のニュースは、ネガティブな情報であふれている。
  4. 話題をコントロールすれば、感情もコントロールできる。
  5. おいしくない食事は「まずい」とは言わず「変わった味ですね」と褒めてしまう。
  6. 日常は褒めることであふれている。
    「当たり前のこと」も、褒める機会にしよう。
  7. 「言葉」も褒めることができる人は、感性が豊かな人。
  8. 褒める人を、好きになる。
  9. 褒め言葉は、完了形や進行形を使う。
    過去形は、できるだけ控える。
  10. 褒め言葉には、人生を変える力がある。
  11. 褒め言葉が、勉強を楽しくさせる。
  12. 陰でこそこそすると、言葉の効力が大きくなる。
  13. 「褒め言葉」と「おだて」の一番の違いは、気持ちに嘘があるかどうか。
  14. 「感謝される文章」より「感動できる文章」のほうが、心に残る。
  15. 叱るときには、2人のほうがいい。
    褒めるときには、みんなの前のほうがいい。
  16. 褒めてくれる人と付き合っていると、能力が伸びる。
  17. 不幸そうな人の言うことを聞いてはいけない。
    自分もそうなってしまうから。
  18. 「この人は違う!」と思われる人は、人とは違うところを褒めている。
  19. もう少し言葉を付け加え、具体的な表現にする。
  20. せっかくの褒め言葉を、ごみ箱へぽいと捨てないこと。
  21. 「言葉」ほど、素晴らしいコミュニケーションの道具はない。
  22. 1日1回は、誰かを褒めよう。
  23. 知らない人にも、褒め言葉で話しかければいい。
  24. 性格の良い人は、よいことを口にする。
    性格の悪い人は、悪いことを口にする。
  25. 心がこもっていないと、すぐ見抜かれる。
  26. 恋愛の下手な人ほど、相手をけなして振り向かせようとする。
  27. 「欠点」は、褒めてもいい。
  28. みんなと同じことをしない。
    みんながしない方法でアピールすること。
  29. 成長するということは、新しい「色」を取り入れるということ。
  30. あなたの努力は、あなたが一番よく知っている。

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