「自分ばかりに押し付けないで!」
同棲を始めたところ、相手が家事をしてくれなくてトラブルになるケースは少なくありません。
料理も掃除も洗濯も、すべて自分任せ。
家事を手伝ってほしいとお願いしても、まったく無視。
強くお願いすると、逆に怒り出してしまう。
もはやハウスキーパーと同じ状態です。
家事をしてくれないせいで2人の関係が悪くなれば、同棲解消を検討する人もいるのではないでしょうか。
さて、家事をしてくれない理由で、同棲解消はあっていいのでしょうか。
まず前提として考えたいのは、同棲の意義についてです。
同棲は、結婚相手としてふさわしいか見極める手段。
そのため「結婚相手としてふさわしいかどうか」という価値観は、人によって異なります。
家事をしてくれなくても気にしない人もいれば、家事を手伝ってくれることが必須条件という人もいるでしょう。
あらかじめ正解が決まっているわけではなく、2人の価値観・考え方の問題です。
そのため、まったく家事をしてくれず、それが自分にとって許せないことなら「結婚相手としてふさわしくない」と言えます。
だからとはいえ、すぐ同棲解消に踏み切るのは早計です。
実際に結婚すれば、想定外の困難も出てきます。
簡単に諦めるのではなく、まず協力してもらえるような改善に取り組んでみるといいでしょう。
たとえば、お願いするときの言い方を工夫してみる。
たまには役割分担を入れかえるルールを作ってみる。
知恵と工夫しだいで、さまざまな改善があるでしょう。
対策をやり尽くして、それでも改善が見られなければ、残念ながら大きな決断をしなければいけない場合もあります。