引っ越しの際、事情があって、荷物の一部を残していくことがあります。
一度では移動しきれず、後日、取りに行くことにします。
このときよくあるトラブルが、相手の家に荷物を残したままになることです。
後から取りに行こうと思っても、日が経つにつれて関心がなくなり、放置してしまうのです。
荷物を残したままでは、相手の部屋が保管庫です。
他人の私物で貴重な生活領域が制限されれば、相手は迷惑でしょう。
家の中に元恋人の私物が残っていれば、見るたびに思い出してしまい、余計な感情にも悩まされるはずです。
荷物を残したままになると、同棲解消も中途半端になります。
「時間があるときに取りに行く」という言い方はよくありません。
抽象的な言い方は自分を甘えさせます。
「次の週末に取りに行く」「10日以内に連絡して取りに行く」など、あえて自分に厳しい言い方のほうがいいでしょう。
具体的な日程を言ったほうが、相手も安心できます。
忙しくても面倒であっても、何とか時間を作って、早めに取りに行くようにしましょう。
場合によっては、有給休暇を使ってでも取りに行くことを検討してください。
後になればなるほど取りに行くのがおっくうになるため、早めに取りに行くようにしましょう。
どうしても都合が悪くて取りに行けないなら、相手に手間賃を支払ったうえで、着払いの郵送をお願いするのも一案です。