本当に必要な人かどうかは、一緒にいるときにはなかなかわかりません。
いつも一緒にいると、さまざまなことが当たり前に感じてきます。
「会いたいときに会えるのが当たり前」
「毎週デートができるのが当たり前」
「助けてもらえるのが当たり前」
そばにいると、相手の存在は感じられても、存在価値までは感じにくい。
近すぎることは、かえって見えなくなるのが人の特徴です。
自然と慣れるのは、人間のいいところでもあり悪いところでもあります。
本当に必要な人かどうかは、恋人と離れて暮らすとわかります。
お互い離れたとき、今まで当たり前だと思っていたことができなくなります。
そのとき、恋人の存在価値に気づき、自分に必要な人なのかどうかがわかります。
離れてどれだけ苦しくなるのかは、想像することはできても、やはり実際に離れてみないとわかりません。
恋人と離れたとたん生きるのが苦しくなれば、やはり必要な人なのでしょう。
会いたいときに会えなくなると、今まで恋人がどれだけ支えてくれていたのかがわかります。
今まで当たり前だったことがなくなったとき、どれだけ自分に恋人が必要な人なのかがわかります。
恋人が遠くに離れて苦しく感じるのは、それだけ自分に必要な人である証拠。
もし離れても無関心のままなら、そのとき別れても遅くありません。
お互い遠く離れた恋愛をするのも、悪いことばかりではありません。
遠距離恋愛は、自分に本当に必要な人なのかを確かめる挑戦でもあります。