遠距離恋愛中、不思議な体験をするでしょう。
それは「恋人にそっくりな人を見かけやすい」という現象です。
遠距離恋愛中に街を歩いていると、恋人にそっくりな人と出会う確率が高くなります。
最初は偶然かと思っていると、頻繁にあるのです。
なぜ遠距離恋愛をすると、恋人とそっくりな人に出会いやすいのか。
それは、恋人に強く注意が向いているためです。
遠距離恋愛をしていると「恋人に会いたい」という気持ちが大きくなります。
恋人の顔を思い出す機会も増えるため、少しでも恋人に似た顔を見かけたとき、反応しやすくなります。
結果として「恋人にそっくりな人を見かけやすい」という現象として表れます。
「受験勉強中は、町に受験生が増えた気がする」「妊娠中は、町に妊婦が増えた気がする」という現象も、同じ理由です。
ある方向に注意が向くと、無意識のうちに探そうとするセンサーが敏感になるため、見つけやすくなります。
この現象を心理学で「カラーバス効果」と呼びます。
恋人とそっくりな人に出会うのは、普段から恋人のことをよく考えている証拠です。
恋人とそっくりな人に出会ったら、恋人との話のネタにしてみるといいでしょう。
「今日、あなたにそっくりな人を見かけた」という話をしてみると面白いかもしれません。