「親を安心させるために結婚する」
そんな考えを抱いていませんか。
親が「結婚しろ」とうるさいと、安心させたい気持ちも出てくるでしょう。
親思いの子どもほど、親のことをよく考えます。
「親に早く孫の顔を見せたい」という気持ちもあるかもしれません。
親思いで素晴らしいように思えますが、注意が必要です。
いくら親思いとはいえ、親のために結婚するのはよくありません。
親のために結婚すると、パートナーを悲しませることになるからです。
パートナーは「親を安心させるために利用された」と感じます。
愛情のない結婚生活は、形はあっても、すでに破局状態です。
また、親のための結婚では、結婚が目的になります。
結婚すれば、目的達成です。
結婚した瞬間から「もう頑張らなくてもいいよね」と思って努力を怠り、生活が冷めやすくなります。
たとえ結婚できたとしても、冷めた結婚生活では、親を悲しませます。
親のために結婚して、かえって親を悲しませるのでは、何のための結婚かわかりません。
結婚生活の歯車が、どうも噛み合わないのです。
結婚は、親のためにするものではありません。
結婚は、自分たちのためにするものです。
男女の2人が思い合って結ばれるから、結婚です。
まず、自分の気持ちを第一に考えましょう。
本当に相手を愛しているか。
一生一緒にいたいと思う相手か。
自分が幸せになるために、結婚があります。
自分が幸せになることで、パートナーも親も、幸せにできるのです。