執筆者:水口貴博

ビジネスチャンスをつかむ30の方法

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宝を掘り当てるより、宝の地図を販売する。

宝を掘り当てるより、宝の地図を販売する。 | ビジネスチャンスをつかむ30の方法

19世紀中ごろに起こったゴールドラッシュは、有名です。

われ先にと言わんばかりに、みなが一斉に金産地であるアメリカ・カリフォルニアに向かいました。

宝のありかがわかれば、手に入れるために向かうのは当然の行動です。

さて、こんなゴールドラッシュでは、大金持ちになった人は、2種類います。

  1. 金産地で金を掘り当てた人
  1. 金産地の地図を販売した人

金産地で金を掘り当てた人は、当然のごとく、大金持ちになりました。

この方法を思いつくのは当然です。

しかし、一部の賢い商人たちはまったく別の行動を取り、大金持ちになりました。

なんと、金産地という「宝の地図」を販売しました。

金が見つかったという報告があった場所を、データとしてまとめ、本にして販売しました。

金が見つかった場所ですから「まだ金が残っている可能性がある」と思います。

飛ぶように売れました。

こうして金を掘り当てずして、金を手に入れました。

ビジネスチャンスをつかむ人は、こうした賢い行動をします。

ビジネスチャンスは、宝を見つけるのではなく、宝の地図を販売して大金持ちになります。

この話は、19世紀のゴールドラッシュだけに限った話ではありません。

実は現代でも、形を変えて同じことが続いています。

それが「宝くじ」です。

宝くじを買う人は、お金持ちになれません。

もちろん1等が当たれば、一晩にして大金持ちですが、確率が低すぎます。

確率が低すぎて、現実的な数字ではありません。

宝くじを買うなら真面目に仕事をしたほうが、お金持ちになる可能性が高い。

賢い人ほど、宝くじを買いません。

その代わり「宝くじが当たる本」を販売して、大金持ちになります。

過去に1等が出た宝くじ売り場をデータとしてまとめます。

また、1等で当たった番号を集計して、データとしてまとめます。

当たりやすい番号を本にしてまとめると、飛ぶように売れます。

宝くじを当てたいと思う人は、必ずこの種類の本に飛びつきます。

宝くじを当てる確率を少しでも高くしたいという心理を逆手にとって、大金持ちになってしまいます。

「宝くじが当たる本」という本を販売して、お金を得ればいい。

本当のお金持ちは、頭を使ってお金を稼ぎます。

宝くじを当てようとするのは、頭を使わないと、得をするどころか損をするのです。

ビジネスチャンスをつかむ方法(21)
  • 宝の地図を、販売する。
初体験を求める人が、ビジネスチャンスをつかむ。

ビジネスチャンスをつかむ30の方法

  1. ビジネスで目上の人と親しくなりたいなら、まず貢献から始めること。
  2. お金に対して、悪い印象を持たない。
  3. 逃げたい場所に、チャンスがある。
  4. 時代の流れを読むと、ビジネスチャンスをつかみやすくなる。
  5. 個性を生かして、ビジネスにつなげる。
  6. 感じた時代の流れを、好きなことと絡めて考える。
  7. 感じた時代の流れを、好きな得意技と絡めて考える。
  8. 世の中が向かっている方向を知れば、未来は容易に予想できる。
  9. 今、人気が出ているものは、必ず何か理由がある。
  10. ビジネスは、人の心が動かしている。
    人の心を動かせば、ビジネスが動き始める。
  11. チップは、サービスを受ける前に払うほうがいい。
  12. 1人が解決した知恵は、みんなに役立つ解決策になる。
  13. 「失敗しないように」と思うほど、逆に失敗しやすくなる。
  14. 小さな声で口にした言葉には、ビジネスチャンスが詰まっている。
  15. 身軽でなければ、突然のチャンスはつかめない。
  16. ファーストムーバーが、トップシェアを握る。
  17. ビジネスでは、デザイン重視より、機能性重視。
  18. 理想的な勝ち方は「WIN&LOSE」ではなく「WIN&WIN」。
  19. 自分の特徴を伸ばして、自分にしかできない分野を作る。
  20. 誰より早く行動できる人が、最も大きな金を手に入れることができる。
  21. 宝を掘り当てるより、宝の地図を販売する。
  22. 初体験を求める人が、ビジネスチャンスをつかむ。
  23. 本当のビジネスチャンスは、本には書いていない。
  24. 人間関係がいい人は、お礼を3回言う。
  25. 便利な物を組み合わせると、もっと便利な物が誕生する。
  26. ビジネスをレンタルから始めると、成功しやすくなる。
  27. 自社ビルを建てた会社は、倒産する。
  28. 自分が顧客になり、感動を体験する。
  29. 歴史の本は、最高のビジネス書だった。
  30. ビジネスは、モノポリーゲーム。

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