部下に一言、相談があるかないかは、人望に影響します。
部下に相談もなく独断で決めると「身勝手な上司」と呼ばれるでしょう。
もちろん部下に相談しても決められないことや、相談するべきではない機密事項もあるでしょう。
そういう一部の重要事項は除いて、軽微な仕事なら、部下の話を聞いたうえで決めてみるのも悪くはありません。
選択肢の幅が広い仕事なら、上司の考えですべて勝手に決めるのではなく、部下の気持ちを一度うかがう姿勢がポイントです。
たとえば「○○さんは、どんな仕事が得意ですか」と尋ねてみてはいかがでしょうか。
仕事を命令するのはたしかに上司の仕事ですが、何でも上司の意向で決めてしまうのは、冷たいと感じます。
部下の性格を知り、部下のやりたい仕事を聞いて見ることで、より適切な仕事を振り分けることができることでしょう。
「私は体を動かしながらする仕事が好きですね」
「コミュニケーションの多い仕事が好きです」
「1人で淡々とする仕事が好きです」
十人十色であり、部下にもそれぞれ「得意な分野」が1つはあります。
得意な仕事を任せてもらえれば、部下の長所を生かすことができ、やる気も出てきて仕事の質もよくなるはずです。
相談をすることで部下とコミュニケーションを取り、仕事までうまくいきますから、これほど素晴らしいことはありません。
「どんな仕事が得意ですか?」という一言を、いかに言えるかが上司としての人望になるのです。