執筆者:水口貴博

尊敬される上司になる30の条件

15

人望のある上司は、部下を責めない。システムを責める。

人望のある上司は、部下を責めない。システムを責める。 | 尊敬される上司になる30の条件

人望のある上司は、部下を責めません。

どんな人間でも失敗はあります。

失敗をするのが人間であり、不思議なことではありません。

ミスを責めてしまうと、部下は身が縮み、さらに失敗しやすくなります。

部下を責めるのは、最もレベルの低い改善方法です。

では、何を責めるのがよいかというと「システム」です。

間違った部下が悪いのではなく、間違えやすいシステムが悪いと気づくことが大切です。

チェックが足りなくて失敗したなら部下を口で責めるのでなく、チェックしなければ先に進めないような方法で対策を立てます。

良い例が、チェックシートです。

その失敗は、チェックシートがあれば防げませんか。

チェックシートにチェックしないと、先に進めないようなシステムがあれば、もう間違えることはないはずです。

チェックシートにサインの項目を作り、上司がサインをしないと、作業をしてはいけないというルールに変更します。

部下と上司の複数人によるダブルチェックができ、個人の思い込みによる間違いを防ぐこともできます。

コミュニケーションが不足なら、コミュニケーションがしやすいように席替えをする方法もいいでしょう。

疲れやすい作業なら、休憩をいつもより多めに取るシステムを作ればいいことです。

部下を責めてしまえば、その部下しか改善されません。

しかし、システムが改善されれば、チーム全体が改善されます。

そういう意味においても、責めるのは部下よりシステムなのです。

尊敬される上司になる条件(15)
  • 部下より、システムを責める。
嫌われる上司は、部下の話を最後まで聞かない。
好かれる上司は、部下の話を最後まで聞く。

尊敬される上司になる30の条件

  1. 人望を集める上司ほど、雑用を積極的にする。
  2. 部下と同じ部屋で仕事をする。
  3. 人望のあるリーダーほど、部下より先に挨拶をする。
  4. 偉そうなことを言うのではなく、偉い行動をしよう。
  5. 部下に夢を与えるのが、人望を集める上司。
  6. 人望を集める上司ほど、口数が少ない。
  7. 上司は部下に指示だけを出し、後は完全に任せる。
  8. 「知識」で部下に勝とうとしてはいけない。
    「人間性」で部下を圧倒する。
  9. 必要ない会議に出ない、出さない。
  10. 部下に相談する上司が、人望を集める。
  11. 上司の仕事は、いわばジグソーパズルである。
  12. 人望のある上司ほど、部下に頭を下げる。
  13. 「方法」こそ、最も価値のある報酬である。
  14. 上司1人の行動は、部下全体に波及する。
  15. 人望のある上司は、部下を責めない。
    システムを責める。
  16. 嫌われる上司は、部下の話を最後まで聞かない。
    好かれる上司は、部下の話を最後まで聞く。
  17. 人望のない上司は、部下の欠点を指摘する。
    人望のある上司は、部下の長所を指摘する。
  18. 「言いすぎた。
    ごめん」と言える上司には、人望が集まる。
  19. 何度でも同じ説明ができる上司は、必ず素晴らしい親になれる。
  20. 上司がしゃしゃり出すぎると、むしろ部下の邪魔になる。
  21. 上司のために働く部下にさせるのではなく、部下のために働く上司になる。
  22. 部下が上司に報告・相談・連絡するのではなく、上司が部下に報告・相談・連絡をする。
  23. 部下の失敗は、上司が責任を持つ。
  24. 部下に対しても「ごめんなさい」が言える上司になろう。
  25. 上司の表情は、チーム全体に波及する。
  26. 仕事の予想は、上司の重要な役目の1つ。
  27. 新人の的外れな意見こそ、耳を傾ける。
  28. 遅刻と変更に強い上司になる。
  29. 現状維持を考えるのは、二流の上司。
    仕事のたびに改善を考えるのが、一流の上司。
  30. 二流の上司は、できない部下を切り捨てる。
    一流の上司は、部下を磨いてダイヤモンドにする。

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