執筆者:水口貴博

部屋をきれいに整える30の方法

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見た目だけのきれいさにこだわりすぎない。目に見えないあの存在を忘れていませんか。

見た目だけのきれいさにこだわりすぎない。目に見えないあの存在を忘れていませんか。 | 部屋をきれいに整える30の方法

「ちくちく、ちくちく」

ある夏の夜、おそらく深夜2時あたりのことです。

首の辺りで、何か違和感がありました。

痛いというほどではなく、ほのかに感じるかゆみと似た感覚でした。

眠っているときにかすかに感じたことだったので、深く気にせず、そのまま眠り続けていました。

翌日、目を覚ましました。

顔を洗おうと思い、洗面台の鏡の前に立ったときのことです。

「わっ。なんだ、これ!」

首の一部が真っ赤に腫れているのです。

蚊に刺されたようなかわいい傷ではなく、ドラキュラに噛まれたようなはっきりしたものでした。

母に見せると「ダニのしわざ」だと言います。

睡眠中に感じた違和感は、ダニに噛まれていた痛みなのでした。

首回りは布に覆われていないため、寝ている間にダニが噛んだ跡のようです。

心当たりはありました。

その時期、布団の洗濯や日干しを怠っていたのです。

夏場ですから湿度も高く、睡眠中にかいた汗の影響もあって、ダニが繁殖しやすい条件がそろっていたのでした。

布団はとてもきれいでしたが、その見た目の判断がよくありませんでした。

見た目はきれいでも、ミクロの世界では小さなダニがたくさんいたのです。

「これはいけない!」と思い、すぐ洗濯をして日干しをしました。

定期的な布団の洗濯と日干しは必須です。

物品の整理整頓ももちろん大切です。

しかし「部屋のきれいさ」とは、見た目だけのことではありません。

見た目はきれいなカーペットでも、もしかしたらダニでいっぱいだとどうでしょうか。

座布団、エプロンなど意外なところにも潜んでいます。

快適な生活空間や寝心地を楽しむためにも「ダニ」という小さな生き物には要注意です。

目に見えないほど小さいからこそ、肉眼できれいになっているかどうかは、正しく判断できません。

定期的な洗濯や日干しという習慣が大切なのです。

部屋をきれいに整える方法(17)
  • 布団やカーペットなどは、定期的な洗濯や日干しで見えないダニを退治する。
複数の人と住むときは、部分ごとではなく、部屋ごとに担当を決める。

部屋をきれいに整える30の方法

  1. きれいな部屋とは、整理整頓された部屋のこと。
  2. 整理整頓は、縦より横のほうがうまくいく。
  3. 「かわいい」ではなく「きれい」になるための条件。
  4. 本当にきれいな部屋には、においがない。
  5. きれいな色とは、白のこと。
  6. きれいさを演出する人は、ごみ箱の色にこだわる。
  7. ごみ捨てのときのことも考え、ごみ袋は透明色にすることが大切。
  8. きれいにするためのキーワードは「統一感」。
  9. 椅子に座る部屋なのか、床に座る部屋なのかを、はっきりさせる。
  10. 何気ないごみ捨ての習慣は、その人の考え方が反映されやすい部分。
  11. 朝日が、部屋のきれいさの鍵を握る。
  12. 「念のため」を捨てるだけで、部屋がきれいになる。
  13. 一人暮らしが、1つのテーマを作り上げる。
  14. 1年間着なかった服は、必要のない服。
  15. 空気は、雰囲気。
    空気を入れ替えると、雰囲気が入れ替わる。
  16. 必要な分だけ買うことで、整える手間を最小限に抑える。
  17. 見た目だけのきれいさにこだわりすぎない。
    目に見えないあの存在を忘れていませんか。
  18. 複数の人と住むときは、部分ごとではなく、部屋ごとに担当を決める。
  19. お客さんの訪問が、掃除のやる気を駆り立てる。
  20. 疲れる部屋は、色の濃い部屋だ。
    原色が目に負担をかける。
  21. 部屋の色が、住む人の心に影響を与える。
  22. 掃除は、一気に進めるほうが、うまくいく。
  23. 褒められる快感が、掃除を習慣にさせてくれる。
  24. 直接光は、かっこいい光。
    間接光は、優しい光。
  25. 寝心地をよくしたければベッド。
    部屋を広く使いたければ布団。
  26. 部屋のマナーのしっかりした人は、帰り際に後片付けができる。
  27. 部屋がきれいな人は、心もきれい。
  28. シンプルこそ、きれいさの基本。
  29. 布が部屋の柔らかさを作り上げる。
  30. 部屋の状態は、住んでいる人の心の状態。

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