執筆者:水口貴博

部屋をきれいに整える30の方法

9

椅子に座る部屋なのか、床に座る部屋なのかを、はっきりさせる。

椅子に座る部屋なのか、床に座る部屋なのかを、はっきりさせる。 | 部屋をきれいに整える30の方法

座ることにも、気を使いましょう。

部屋で座るときには、椅子に座る部屋なのか、床に座る部屋なのかはっきりさせることが大切です。

こたつの真横に、椅子に座るテーブルを置くのはおかしい。

しかし、こたつの横にちゃぶ台を置くなら大丈夫です。

同じ「床に座る環境」が整っていますから、座るときに落ち着いて座れます。

これで私は、面白いことを言われたことがあります。

私はアメリカ留学当初、ホテル暮らしでした。

ホテルでは、座るときには、基本的に椅子に座ります。

しかし、私は床に座るのが好きですから、部屋のベッドを横に寄せて、床に座れるような状態にしていました。

面白いのは友人が遊びに来たときのことです。

友人が私の部屋に入って、まず言うのです。

「どこに座ればいい?」

当時の私の部屋は、床に座る状態と、椅子に座る状態が混合した部屋でした。

和式と洋式が、混在した部屋ということです。

そのため、友人は椅子に座ればいいのか、床に座ればいいのか、困っていたのです。

ほかにも来る友人が、次々と同じことを口にします。

ひどいときには、友人同士が「どう座ろうか」と話し合っています。

私は「座る状態のバランスがおかしくなっているな」と気づき、床に座る部屋ではなくて、椅子に座る部屋に統一しました。

和式には和式のルールがあり、洋式には洋式のルールがあります。

その後は友人の「どこに座ればいいのか」という不可思議な質問が飛ぶことはなくなりました。

部屋での座る状態は、椅子に座る部屋なのか、床に座る部屋なのか、はっきりさせるようにすることが、居心地のいい部屋なのです。

部屋をきれいに整える方法(9)
  • 椅子に座るのか、床に座るのか、はっきりさせる。
何気ないごみ捨ての習慣は、その人の考え方が反映されやすい部分。

部屋をきれいに整える30の方法

  1. きれいな部屋とは、整理整頓された部屋のこと。
  2. 整理整頓は、縦より横のほうがうまくいく。
  3. 「かわいい」ではなく「きれい」になるための条件。
  4. 本当にきれいな部屋には、においがない。
  5. きれいな色とは、白のこと。
  6. きれいさを演出する人は、ごみ箱の色にこだわる。
  7. ごみ捨てのときのことも考え、ごみ袋は透明色にすることが大切。
  8. きれいにするためのキーワードは「統一感」。
  9. 椅子に座る部屋なのか、床に座る部屋なのかを、はっきりさせる。
  10. 何気ないごみ捨ての習慣は、その人の考え方が反映されやすい部分。
  11. 朝日が、部屋のきれいさの鍵を握る。
  12. 「念のため」を捨てるだけで、部屋がきれいになる。
  13. 一人暮らしが、1つのテーマを作り上げる。
  14. 1年間着なかった服は、必要のない服。
  15. 空気は、雰囲気。
    空気を入れ替えると、雰囲気が入れ替わる。
  16. 必要な分だけ買うことで、整える手間を最小限に抑える。
  17. 見た目だけのきれいさにこだわりすぎない。
    目に見えないあの存在を忘れていませんか。
  18. 複数の人と住むときは、部分ごとではなく、部屋ごとに担当を決める。
  19. お客さんの訪問が、掃除のやる気を駆り立てる。
  20. 疲れる部屋は、色の濃い部屋だ。
    原色が目に負担をかける。
  21. 部屋の色が、住む人の心に影響を与える。
  22. 掃除は、一気に進めるほうが、うまくいく。
  23. 褒められる快感が、掃除を習慣にさせてくれる。
  24. 直接光は、かっこいい光。
    間接光は、優しい光。
  25. 寝心地をよくしたければベッド。
    部屋を広く使いたければ布団。
  26. 部屋のマナーのしっかりした人は、帰り際に後片付けができる。
  27. 部屋がきれいな人は、心もきれい。
  28. シンプルこそ、きれいさの基本。
  29. 布が部屋の柔らかさを作り上げる。
  30. 部屋の状態は、住んでいる人の心の状態。

同じカテゴリーの作品

2:23

関連記事

© HAPPY LIFESTYLE CORPORATION