私は留学時代、何度も引っ越しを繰り返してきました。
3年半で、なんと7回も経験しました。
引っ越しのたびに悩んだのは「物を置く位置」についてです。
「時計はどこに置こうか。机はどこに置こうか。椅子はどこに置こうか」
置き方によって、見え方が変わり、見え方によって、部屋の印象も変わります。
単純ですが、きちんとしようと思うと、なかなか難しいのです。
迷い始めると止まらず、四苦八苦しました。
しかし、不思議と楽しかったものです。
引っ越しのたびに、自分の中で新しい発見があり、部屋がどんどんきれいに見えていくのが嬉しかったのです。
いろいろな人に見てもらい、部屋の印象を尋ねました。
多くの友人から褒められたりアドバイスをもらったりするうちに「きれい」とはどういう部屋なのか、わかってきました。
「整理整頓」です。
物が多くても少なくても、整理されていなければ「散らかっている」と言われます。
物が多くても少なくても、整理されていれば「きれい」と言われます。
究極のきれいな部屋とは、物が少なくて、整理整頓された部屋です。
これが正しい「きれいな部屋」です。