「ジョブホッパー」という言葉があります。
1つの会社に定着せず、短期間で転職を繰り返す人のことをいいます。
就職したかと思えば、ずっとその会社にいるわけではなく、数年で別の会社に転職するのです。
ジョブホッパーは、なかなか仕事が安定しません。
「石の上にも3年」という言葉があるように、仕事に就いたら最低でも3年は続けるべきだと言われています。
日本の場合、ジョブホッパーにネガティブな印象を持つ人も多く、採用でも不利になることが多い現実があります。
ところが海外では違います。
海外では、転職回数を問題視しない傾向があり、ジョブホッパーは一般的です。
むしろプラス評価と見なされるケースも少なくありません。
どんどん転職を繰り返すことは、スキルアップ・キャリアアップを目指す積極姿勢の表れと判断されます。
採用でも、ジョブホッパーであることがプラス評価につながることも多いため、当たり前に行われています。
とりわけ外資系企業では顕著です。
職場の人の入れ替わりが激しく、驚くほど短期間で職が変わっていくことが少なくないのです。
趣味も同じです。
ジョブホッパーがあるなら、ホビーホッパーもあっていいはずです。
趣味に打ち込んで、満足のいくレベルまで達したら、次の趣味に移ります。
そしてまた趣味に打ち込んで、満足のいくレベルまで達したら、次の趣味に移るのです。
短期間で次々趣味を変えることにネガティブな印象を持つ人がいますが、そんなことはありません。
ホビーホッパーも、ジョブホッパーのように、ポジティブな面があります。
スキルアップ・キャリアアップを目指す積極姿勢の表れと考えられ、プラス評価につながるのです。
1つの趣味を長く続けるのもいいですが、短期間で次々趣味に移っていくのもよし。
「石の上にも3年」という言葉は、趣味の世界では真に受けなくていいのです。
1つの趣味を長く続けるべきと言われますが、それはあくまで1つの価値観です。
そうしなければいけないというルールはありません。
1つの趣味を長く続けたい人はそうすればいいですが、短期で次々いろいろな趣味をやるのもまた悪くありません。
そもそも趣味は自由です。
会社の雇用契約のように縛られる必要はないのです。
どんな趣味をしようと、いつ始めようと、いつやめようと、すべて自分次第です。
ホビーホッパーも、素晴らしい生き方なのです。