愛する気持ちを伝え、交際を申し込む手段。
それは、告白です。
いつ、どこで、どう気持ちを伝えようか。
断られたらどうしようか。
どきどきすることもあれば、時には胸が締め付けられることもある。
真剣に告白の方法を悩んだ人も多いのではないでしょうか。
さて、恋愛が上手な人と下手な人には、告白への意識に差があります。
恋愛が下手な人は「交際には告白が必要」と思っています。
告白をしないままでは、永遠に付き合うことができず、友人関係のままで終わると思っています。
とにかく交際のためには、告白という行為にこだわり、タイミングを見計らって告白をしようとします。
たしかに告白は、交際を申し込む手段として有効です。
友人関係から恋人関係に昇格する手段として、最も基本的な手段でしょう。
告白がうまくいけば、晴れて恋人関係になれ、堂々と交際を始めることができます。
しかし、告白という手段にこだわるのは要注意です。
告白をすると、相手に「イエス」と「ノー」の2択を迫ることになります。
交際ができるのか、できないのか。
相手によっては急な2択に驚き、ストレスに感じることもあるでしょう。
世の中にはさまざまな人がいます。
「告白されたい」という人もいるでしょうが「告白されるのは苦手」という人もいるでしょう。
いきなり交際に発展させるのではなく、ゆっくり交際に発展させたい人もいるはずです。
交際には告白が必要と思い込んでいると、恋愛に性急になったり形式張ったりします。
告白もいいのですが、こだわりすぎると、かえって交際の失敗を招く場合があるのです。
一方、恋愛が上手な人は違います。
恋愛が上手な人は、告白がなくても付き合えます。
むしろ告白という手段にとらわれず、ゆっくり自然と交際状態に持ち込もうとします。
たとえば、雑談を通して次第に相手と仲良くなります。
デートに誘うのではなく、食事に誘います。
自然なコミュニケーションを増やして、じわじわ心の距離を近づける。
仲良くなるにつれて、頻繁に会う関係になっていく。
その関係がどんどん発展していけば、最終的に交際しているのと同じ状態にできます。
告白がなくても、交際という状態にすることが可能です。
告白とは違い、穏やかな進展になるため、相手も受け入れやすくなるのです。