執筆者:水口貴博

プレゼン初心者が心がける30の基本

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相手の表情が硬い?もしや、自分のことではありませんか。

相手の表情が硬い?もしや、自分のことではありませんか。 | プレゼン初心者が心がける30の基本

プレゼンを始めるやいなや、聞き手の硬い表情に驚くことがあります。

みんな、暗い顔をしたり、難しそうな表情をしたりするのです。

そういう表情をしていると、発表者は自分が悪いのかと思ってしまい、話しづらくなります。

しかし、ちょっと待ってください。

そうした聞き手たちの表情は、実は自分の表情ではありませんか。

勇気を出さなければいけない直前、人間の顔は、少し硬直します。

発表者の感じている緊張やプレッシャーは、自然と顔に出てきます。

いつの間にか、口元が曲がっていたり、眉間にしわが寄っていたりするでしょう。

それを見た聴衆たちは「難しい顔をしているなあ」と思い、難しい表情になります。

硬い表情になった聴衆たちの表情を見て「やはり自分の話はわかりにくいのか」と余計に自信をなくし、さらに硬い表情になる。

悪循環になるのです。

相手の表情は、実は自分の表情だと思ってください。

鏡なのです。

自分の表情は、自分に跳ね返ってきます。

では、どうすればいいのでしょうか。

そういうとき、きゅっと口角を上げてください。

改善への変化を起こすのは、発表者からです。

プレゼンでは、発表者が全体を引っ張っていきます。

ぎらぎらした笑顔ではなく、にっこりします。

すると、それを見た聞き手も、穏やかな表情になり、状況の改善につながるのです。

プレゼン初心者が心がける基本(9)
  • 口角を上げてから、プレゼンを始める。
人間は緊張すると、自然と早口になりやすい。

プレゼン初心者が心がける30の基本

  1. プレゼン・技能は、自転車に乗るのと同じだ。
    大事なのは、才能ではなく、努力と練習の積み重ね。
  2. プレゼンの流れは、聞くより見るほうが早い。
  3. 発表者が資料作成すれば、自然とうまくプレゼンができるようになる。
  4. 緊張を避けたければ、1番目を狙え。
  5. 身ぶり手ぶりは、実は貧乏ゆすりと同じ?
  6. 聞く気のある人に向けて、メッセージを発信する。
  7. 質疑応答は、最後にまとめるほうがいい。
  8. プレゼンにも、自動車と同じ「若葉マーク」がある。
  9. 相手の表情が硬い?もしや、自分のことではありませんか。
  10. 人間は緊張すると、自然と早口になりやすい。
  11. プレゼンでの小さな声は、悪い評価につながりやすい。
  12. 緊張の中では、事前に意識したことさえ忘れてしまう。
  13. 人数分ちょうどの資料を用意してはいけない。
  14. 突然増えるかもしれない参加者のために、余分に用意したい資料の目安。
  15. 「曖昧な表現」も「言い切る表現」も使いにくいときの便利な一言。
  16. 発表者だけが資料を確認しているかぎり、汚点は発見できない。
  17. 資料の棒読みは避けるとはいえ、なかなか難しい。
    棒読みを避ける方法とは。
  18. 現状の問題点を提起してから新商品の説明を始めると、聞き手は興味を示し始める。
  19. 発表者は、ネクタイが曲がっていないか本番前に要チェック。
  20. 1分以上、立て続けに話し続けないこと。
  21. 1セクション5分を心がければ、自然とリズム感が出てくる。
  22. プレゼンで速攻性のある緊張対策。
  23. 新人だからとはいえ、おどおど説明するのは逆に失礼。
    壇上に上がれば、先輩も後輩も関係ない。
  24. プレゼンは芝居だ。
    役者になって演じよう。
  25. あらかじめ下見をして、事前チェックを怠らない。
  26. プレゼンにまとめを作って、後味をよくする。
  27. 質疑応答で、答えられない質問が飛んできた。
    さあ、どうするか。
  28. 居眠りをし始める人が目立ってきたら、一度休憩を入れたほうがいい。
  29. 居眠りが悪とは限らない。
    参加者からのクレームとして受け止める。
  30. 何度も入念にリハーサルをしてこそ、プレゼンはうまくいく。

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