執筆者:水口貴博

プレゼン初心者が心がける30の基本

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人間は緊張すると、自然と早口になりやすい。

人間は緊張すると、自然と早口になりやすい。 | プレゼン初心者が心がける30の基本

人間は緊張すると、自然と早口になります。

緊張というのは、少し感情が高ぶっている状態です。

喧嘩のときは早口になるように、プレゼンで気持ちが高ぶっているときも、つい早口になってしまいやすいのです。

しかも厄介なことに、そういう状態になっていることに、自分ではなかなか気づけません。

いつもと変わらない話し方のつもりでも、気づかないうちに早口になっているのです。

この早口というのは、聞き手にあまりいい印象を与えません。

早く話をされると、理解が追いつかなくなります。

まくし立てるような話し方を聞いていると「都合の悪いことを勢いで隠そうとしているのではないか」と疑われる場合もあります。

これを避けるために、プレゼンでは「ゆっくりした口調」を意識しましょう。

いつもよりゆっくり話をしているつもりになり、ようやくいつもどおりのスピードになります。

話のスピードを落とすことで、発表者には落ち着いて考えながら進める効果があります。

ゆったりした時間が、物事を考えながら進める時間稼ぎにもなります。

一方、聞き手には、頭の中を整理しながら吸収できるようになります。

初めて聞く内容というのは、理解するのに時間がかかるものです。

落ち着いて話をしている様子が、自信を持って発表している姿としても映り、評価も上がりやすくなるのです。

プレゼン初心者が心がける基本(10)
  • ゆっくり、話をする。
プレゼンでの小さな声は、悪い評価につながりやすい。

プレゼン初心者が心がける30の基本

  1. プレゼン・技能は、自転車に乗るのと同じだ。
    大事なのは、才能ではなく、努力と練習の積み重ね。
  2. プレゼンの流れは、聞くより見るほうが早い。
  3. 発表者が資料作成すれば、自然とうまくプレゼンができるようになる。
  4. 緊張を避けたければ、1番目を狙え。
  5. 身ぶり手ぶりは、実は貧乏ゆすりと同じ?
  6. 聞く気のある人に向けて、メッセージを発信する。
  7. 質疑応答は、最後にまとめるほうがいい。
  8. プレゼンにも、自動車と同じ「若葉マーク」がある。
  9. 相手の表情が硬い?もしや、自分のことではありませんか。
  10. 人間は緊張すると、自然と早口になりやすい。
  11. プレゼンでの小さな声は、悪い評価につながりやすい。
  12. 緊張の中では、事前に意識したことさえ忘れてしまう。
  13. 人数分ちょうどの資料を用意してはいけない。
  14. 突然増えるかもしれない参加者のために、余分に用意したい資料の目安。
  15. 「曖昧な表現」も「言い切る表現」も使いにくいときの便利な一言。
  16. 発表者だけが資料を確認しているかぎり、汚点は発見できない。
  17. 資料の棒読みは避けるとはいえ、なかなか難しい。
    棒読みを避ける方法とは。
  18. 現状の問題点を提起してから新商品の説明を始めると、聞き手は興味を示し始める。
  19. 発表者は、ネクタイが曲がっていないか本番前に要チェック。
  20. 1分以上、立て続けに話し続けないこと。
  21. 1セクション5分を心がければ、自然とリズム感が出てくる。
  22. プレゼンで速攻性のある緊張対策。
  23. 新人だからとはいえ、おどおど説明するのは逆に失礼。
    壇上に上がれば、先輩も後輩も関係ない。
  24. プレゼンは芝居だ。
    役者になって演じよう。
  25. あらかじめ下見をして、事前チェックを怠らない。
  26. プレゼンにまとめを作って、後味をよくする。
  27. 質疑応答で、答えられない質問が飛んできた。
    さあ、どうするか。
  28. 居眠りをし始める人が目立ってきたら、一度休憩を入れたほうがいい。
  29. 居眠りが悪とは限らない。
    参加者からのクレームとして受け止める。
  30. 何度も入念にリハーサルをしてこそ、プレゼンはうまくいく。

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