中学生のころ、少女漫画に没頭した時期がありました。
私は男です。
なぜ男が少女漫画を読むようになったのかというと、当時仲のいい女友達が休み時間に読んでいたのが、きっかけです。
女友達から、少女漫画を借りて読んでいた時期がありました。
少女漫画にもジャンルはいろいろありますが、当時はまったのは「恋愛系」でした。
当時、クラスに好きな人がいたので、恋の勉強になるなと思ったのです。
勉強なんて忘れ、めちゃくちゃはまりました。
自分の身に関係していることは、やはり吸収力が違います。
好きな人へのアプローチを、めげずに奮闘する女の子の話でした。
なかなかうまくいかない恋愛でしたが、諦めない姿が、自分と重なりました。
それが泣けて、一時期、かなり夢中になったのです。
漫画とはいえ、感情移入します。
恋愛系の少女漫画を読んでいると「自分もこうしてはいられない!」と思いました。
漫画は不思議です。
読んだ後、しばらく余韻が残ります。
「漫画の登場人物はこんなに頑張っているのに、自分は何をしているんだ?」
そう思えてくるのです。
頑張っている主人公と自分が重なります。
恋愛に熱心な主人公の生きざまが、読者にも伝わってきます。
当時、私は学校に好きな女の子がいました。
漫画を読んだ後、自然と勇気が出てくる実感があったので、私は「あること」が自然と習慣になりました。
朝、学校に行く前、漫画を読むのです。
朝読んだら、恋愛へのやる気や勇気が出るのではないかと思ったのです。
実際、効果がありました。
10分くらいなら、漫画の大部分はさっと読めてしまいます。
朝に元気をもらって、学校で恋愛アプローチをしていました。
勇気をもらうのは、できるだけ漫画の世界に没頭することです。
自分が主人公と重なった気分になり、自然と勇気が湧いてくるのです。