女性の中には、引っ張られるのが好きな女性もいます。
「すべてあなたに任せます」と言って男性についていき、引っ張ってもらいたいと思う人もいます。
男性としては「よし。俺についてこい!」と言って、主導権を握ります。
ここで、陥りがちな失敗があります。
「引っ張っていくこと」を「女性に男性のリズムを強制させること」と勘違いしてしまう人がいるのです。
似てはいますが、違います。
男性のリズムを女性に強制させるのは、単なるエゴです。
女性に男性のリズムを強制させるのではありません。
考えてもみましょう。
普通に男性が女性を引っ張ったら、最初に体力がなくなるのは、女性です。
女性は男性より小柄で体力も乏しいわけですから、ついていきたくても限界があります。
引っ張るとは、そういう意味ではありません。
男性が女性のリズムに合わせながら、引っ張っていくということです。
女性の体調や体力を気遣いながら、付き添っていくのです。
それがエスコートです。
男性らしい押しがあり、包み込むような優しさに当たります。
そこをはき違えて引っ張ってしまうと、女性は急に不機嫌になったり泣き出したりするのです。