執筆者:水口貴博

海外初心者が知っておきたい30の基本的な心得

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「知らなかった」では済まされない、持ち込み制限品・禁止品。

「知らなかった」では済まされない、持ち込み制限品・禁止品。 | 海外初心者が知っておきたい30の基本的な心得

空港では入国の際、持ち込みに注意しなければいけないものが、大きく2つあります。

「持ち込み制限品」と「持ち込み禁止品」です。

  • 持ち込み制限品とは

持ち込みが制限されているものは、所定の手続きをしなければ持ち込みができません。

すぐ終わるだろうと思いますが、これが手間も時間もかかります。

たとえば、海外から犬や猫を持ち込む場合は、動物検疫所による検査を受けなければ入国ができません。

また特殊な植物は、植物検疫が必要であり、植物検疫所の検査を受けなければ持ち込みができません。

手間がかかり、即日で検査が終了するのはまれです。

時間もかかり、数週間ほどかかる場合も珍しくありません。

検査が終われば、検疫所まで行かなければいけないです。

交通費ももちろん自分持ちです。

まだ、これはいいほうです。

本当に気をつけておきたいのは「持ち込み禁止品」です。

  • 持ち込み禁止品とは

こればかりは、どうあがいても持ち込みができません。

免税店で売られているものは、その点が考慮されているので、ほとんど問題はありません。

しかし、海外で売られているものは何でも空港を通過できるものだろうと思うのは大間違いです。

海外の商人は、売ることさえできればいいので、後のフォローは知りません。

旅行中に買った珍しいものを母国に持ち帰ろうとした際、実は持ち込み禁止品であり、空港で没収されるのはよくあるトラブルです。

代表的なものは、偽ブランドです。

知的所有権を侵す偽ブランド品は、国際的に取り締まりが厳しいです。

偽ブランドだと知っている、いないにかかわらず、持ち込もうとしても没収されます。

場合によっては警官が登場し「どこで手に入れた」「いくらで手に入れた」と事情聴取になり、話がややこしくなります。

そのほか麻薬や覚醒剤も、当然持ち込み禁止品の対象です。

いま一度、母国の空港のルールを確認しておくようにしましょう。

海外初心者が知っておきたい基本的な心得(25)
  • 「持ち込み制限品」と「持ち込み禁止品」について、あらかじめ確認しておく。
観光地でごみ捨てや落書きをする人の心は汚れている。

海外初心者が知っておきたい30の基本的な心得

  1. 旅行に必要な金額の計算は「旅行後」では遅い。
    必ず「旅行前」にすること。
  2. 入国審査で審査官から質問されやすい3パターン。
  3. 客室のツインとダブルの違いを、きちんと説明できますか。
  4. 海外で車を運転する場合、母国の運転免許証ではなく「国際運転免許証」が必要になる。
  5. 道を尋ねるなら、女性より男性のほうが頼りになる。
  6. 海外旅行に行くなら、海外旅行保険は必須。
  7. ゴールドカードで、海外旅行保険費を節約せよ。
  8. 硬貨は再両替ができない。
    ポイントは、帰りの飛行機に乗る直前。
  9. 海外旅行の目的が買い物なら、バーゲン時期が狙い目。
  10. 搭乗手続きで荷物の超過が明らかなら、国際配達のほうがいい。
  11. 手荷物が重量オーバーしたとき、同伴者に預かってもらう。
  12. ホテルに到着すれば、部屋に問題ないかすぐ確認。
  13. 事前に予防接種が必要な国もある。
    イエローカードを取得しておこう。
  14. 海外旅行でこれだけは絶対に押さえておきたい、最小限の言葉。
  15. 海外旅行で押さえておきたいチップの相場と渡し方。
  16. スーツケースを買うなら、TSAロックつきがおすすめ。
  17. 利用予定のあるオプショナルツアーは、母国で申し込み、先に支払いも済ませておくほうがいい。
  18. 確実に押さえておきたい旅行中の3つのトイレ。
  19. 値切りたいけど、恥ずかしくて値切れない。
    そんなときのとっておきの方法。
  20. 商品の値切り交渉で、絶対的に有利に立てる方法。
  21. 海外旅行でタクシーを利用するとき、必ず押さえておきたい7カ条。
  22. 待ちに待たされた、成田空港での出来事。
  23. 「トラブル時の対応」を読まないから、トラブルになる。
  24. 必要になるかもしれない物は、必要にならない確率のほうが、はるかに高い。
  25. 「知らなかった」では済まされない、持ち込み制限品・禁止品。
  26. 観光地でごみ捨てや落書きをする人の心は汚れている。
  27. すべての観光地は「見ている」ではなく「見させてもらっている」と考える。
  28. 国際空港・ホテルにある無料のガイドブックを手に入れよ。
  29. 旅の帰りは、行きより疲れにくい乗り物に乗るほうがいい。
  30. 旅の本当の疲れは、帰国後、突然襲ってくる。

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