私はある日、10代のころに付き合っていた女性とうまくいかなかった理由について真剣に考えたことがありました。
当時の私は、彼女を束縛する習慣がありました。
ほかの男性と食事に行ってはいけなかったり、太らないために食事制限を強要したりしていました。
今考えると、なんてひどいことをしていたのかと反省します。
鎖をつながれたままでは、誰でも逃げたくなるのも当然です。
彼女も、そういう私の態度がひどく窮屈だったのでしょう。
そういう意味でも、私は彼女の幸せを本当に考えていませんでした。
自分本位で考え、相手のことを真剣に考えていませんでした。
その後、自分の行動を反省したのち、大切なことが見えてきました。
本当に相手のことを考えると、必ず「束縛」ではなく「解放」になります。
「かわいい子には旅をさせよ」という言葉があります。
子どもの成長や幸せを願う親は、子どもを信じることができます。
自由に旅に出ることを許し、世間の荒波に揉まれることを望みます。
親の放置に見える態度も、子どもの成長や幸せを願ってのことだとわかれば、距離が離れていても深い愛情が伝わります。
本当に彼女を信頼していれば、解放できるようになります。
彼女を信じている証拠を「解放」や「許し」によって伝えます。
相手に必ず伝わります。
それこそが、彼女を愛している証拠なのです。