悪い身だしなみは、指摘をすればいいことです。
職場でお互いに指摘し合い、素直に改善すれば、さほど身だしなみで大きな問題になることはありません。
なにより大きな問題になるような身だしなみは、すぐ上司が指摘をしてきます。
「何という格好をしているのだ」
「職場にピアスはやめなさい!」
そのため、大きな問題になることはありません。
しかし、たとえ上司とはいえ、問題になる身だしなみであるにもかかわらず、指摘しにくいことがあるのです。
たとえば「ズボンのチャック全開」がその一例です。
男性がトイレに行った後、ズボンのチャックが全開になっていることがあります。
女性社員が指摘しにくいことはもちろんのこと、上司でさえ、指摘するのに勇気が必要です。
人前で指摘をすれば、ほかの社員に聞こえてしまい、大笑いされることでしょう。
相手のことを考えれば、さらに指摘がしづらくなります。
チャック全開は、悪気があってそうしているわけではありません。
しかし、そうした姿でお客さまの前に出るのは、ご法度です。
どう指摘すればいいのでしょうか。
「トイレに行かれてはいかがですか」と言えばいいのです。
こうした表現なら、女性も口にできますね。
指摘しにくいことは、はっきり言うのではなく、遠回しの表現を使って気づいてもらいます。
トイレに行けば、チャックが全開になっていることに気づきます。
指摘しにくいことは「トイレに行かれてはいかがですか」と表現しましょう。