自分が年を重ねるごとに相手のタイプが変わることは、自分が成長している証拠です。
自分が成長したことで、それまで価値があると思っていた意識が向上したのです。
子どものころにはおもちゃで遊んでいた時期がありましたよね。
それがある程度成長すると、そのおもちゃを手放し、今度はテレビゲームをやるようになります。
テレビゲームのほうが面白いし価値があることを知ったからです。
それだけ自分が成長しているからです。
しかし、さらに大人になると、今度はテレビゲームを手放し、読書をするようになります。
ゲームのような非現実的な成長より、読書のような現実的な成長のほうが、楽しいうえに実生活にも生かすことができるからです。
それだけ自分の意識が向上したということです。
成長をするということは、自分が大切にしている対象も変わっていくということです。
今までは「これがないと生きていけない」と思っていたことに突然興味がなくなることは、意識が低下したわけではありません。
あなたが成長したからです。
むしろもっと素晴らしいものを見つけることができ、成長ができたということです。
私は、小学生のころの好きな女性のタイプと、現在の好きな女性のタイプとでは、大きく異なっています。
小学生のころは「かわいい子がいいな」と思っていましたが、今は「理解力のある女性がいいな」と思うようになりました。
タイプががらりと変わっていますよね。
私が成長したからです。
いろいろな経験を通して、本当にすてきな女性とはかわいい人より理解力のある女性だと気づいたからです。
意識が向上したということです。
大人へと成長すれば、本当の価値に気づくようになります。
すると自分が求めていた対象も、変化するのです。
周りの人から見れば「気が変わるのが早い人」「ころころタイプを変える人」と思われることでしょう。
しかし、経験を積み重ねることで「さらに大切なことに気づいている証拠」です。
成長している証拠であり、意識が向上した証拠です。
相手のタイプが変わることは、自分が成長していることを意味します。
小学生のときのタイプは、中学生になれば変わります。
中学生のときのタイプも、高校生になれば変わります。
高校生のころのタイプも、大学生になれば、また変わります。
自分が成長しているからです。
「AよりBが大切だった。しかしBよりCのほうが大切だった。しかしさらに、CよりDのほうが大切だった」
このように、大人になって成長するにつれ、自分にとって大切なことが変わるのです。
あなたも同じではないでしょうか。
小学生のころ好きだったタイプの人と、今の好きなタイプの人とでは、違いがあるはずです。
自分が成長したことで、価値観が変わったからです。