自分の身銭を切って物を買うというのは、一種のギャンブルです。
何を買うかで自分の未来が決まってしまうという、大きな賭け事なのです。
たとえば今の楽しみだけのために、キャバクラに通っていることは大きなお金の浪費へとつながります。
高いお金を払ってきれいなお姉さんと一緒にお酒を飲むことは、気分がいいことでしょう。
しかし、その場の楽しみであるというだけで、次へとつながっていません。
その場でぱっとお金が消えてしまい、何が残るかというと何も残りません。
それに対して未来の自分のために本を買って読むことは、自分磨きとなり、自己投資へとつながります。
自分の頭の中に、知識や知恵が残り、賢く世渡りができるようになります。
これは大変に将来性の高いお金の使い方です。
自分が身銭を切ってお金を使うことは、すべて自分に跳ね返ってきていると考えることが直感力を磨くコツです。
そうすると自分が財布からお金を出す瞬間に、そのお金について考えるという直感が働くようになります。
自販機でのジュース1本でも、タバコ1箱でも、誕生日プレゼントでも、すべて自己投資であり、自分に跳ね返ってくる行為です。
余談になりますが、私はタバコが大の苦手で大嫌いです。
身銭を切ってお金を使う中でも、タバコのためにお金を払うことは特に的外れな行為に値します。
今でもタバコを吸うことはありませんが、今後も吸うことはないでしょう。
お金を使う中でも、タバコはキャバクラや競馬、パチンコより罪が重いと感じます。
それは3つの害が含まれているからです。
お金を払ってまで、自分の体に害を与え、そのうえ周りにいる人たちまで不快にさせる。
それでいてまったくの将来性がない。
それどころか自分の体に害を与えているがゆえに、将来が明るいどころか暗くなってしまうという将来性のない行為なのです。
私は、親の援助に頼って生活をしている時期は、この感覚が身についていませんでした。
しかし、社会に出て一人暮らしをするようになると、いろいろなことに敏感に反応できるようになります。
物事に対して直感的な感性が身につくようになるのです。
「このお金は、将来の自分にどうつながっていくのだろうか」
そう考えるようになり、物事の善悪がよくくっきりと感じられるようになるのです。