好きな人の前では輝いた自分を見てもらいたいと思うのは、当然のことです。
美しくお化粧したり、かわいい洋服やかっこいい服を着たり、ブランドのバッグを持ったりなどです。
もっと自分のことを見つめてもらいたいと思うことは、人間なら誰しも思うことです。
しかし、それらは「外見的な魅力」であって、2次的な魅力にすぎません。
本当の魅力は「内面的な魅力」から生まれます。
内面があって、初めて外見にも影響します。
内面がしっかりしていないと、外に表れる話し方がおかしかったり、また話す内容にも幼稚さがうかがえたりします。
内面を磨かずに外見だけを磨こうとしているのは「豚に真珠」になろうとしていることと同じなのです。
日本のことわざに「豚に真珠」という言葉があります。
「どんなに価値のある品物でも、その価値がわからない人が持てば、無駄である」という意味です。
「内面的な魅力」と「外見的な魅力」が、釣り合っていないということです。
真珠を身につけて着飾っている豚には「何て自分は美しいのだろう。価値のある存在なのだろう」と自分に酔っています。
しかし、見る人から見れば、その内面と外見の不釣り合いは一発でわかってしまいます。
内面的に劣っている人は、外見ばかりを磨くことが自分の魅力を上げていると思い込んでいるのです。
自分の内面的な魅力を一切磨かず、外見を飾るブランド品ばかりを買い集める人がいます。
自分の内面が、外見に負けてしまっている状態です。
高級ブランドが悪いと言っているのではありません。
身の丈に合っていない格好が不自然と言いたいのです。
真珠を着飾った豚の周りには、同じく真珠を着飾った豚たちが集まります。
内面的に魅力がなく、外見を第一に考えている人は、関係を持つ人も同じような人たちばかりになってしまうのです。