執筆者:水口貴博

スーツの寿命を長くする30の方法

20

クリーニングに出すときに意識したい、5つの心遣い。

クリーニングに出すときに意識したい、5つの心遣い。 | スーツの寿命を長くする30の方法

「洗うのは業者」と思いますが、やはり業者も人間であり、完璧ではありません。

クリーニングに出すときに心遣いがあると、仕上がりが、さらによくなる場合があります。

  1. ポケットの中身を取り出しておく

ポケットに物が入ったままクリーニングに出すと、仕上がりに影響することがあります。

ポケットに物が入っていれば、業者が取り除いてくれるはずですが、確実ではありません。

ポケットに入れたままクリーニング処理をすれば、スーツを汚したり、痛めたりする場合があります。

クリーニングに出す際は、ポケットに物が入っていないことを確認しておきましょう。

  1. 汚れの詳細を伝える

一言で「汚れ」と言っても、さまざまなタイプがあります。

血の跡とコーヒーのしみとでは、落ち方も落とし方も違います。

落ちにくい汚れには、特殊な技術が必要になる場合があります。

クリーニングに出す際、汚れの詳細を伝えておけば、業者は適切な処理を判断しやすくなります。

何も言わずにクリーニングに出すときより、きれいに仕上げてもらいやすくなるでしょう。

  1. できれば、上下一式でクリーニングに出す

ジャケットとスラックスを別々でクリーニングに出すと、戻ってきたとき、雰囲気に違いが出ることがあります。

クリーニングの影響で、色合い・肌触り・光沢などに片寄りが発生しやすくなるからです。

スーツをクリーニングに出すなら、できれば上下一式が安心です。

一緒に洗うことで、スーツ全体の調和が保てるため、美しく着用できます。

  1. 特別な事情がある場合は、きちんと伝える

スーツの一部に不安要素があれば、きちんと伝えましょう。

取れかけているボタン、空きかけの穴、生地が薄くなっている部分などです。

ウールやカシミヤなど、特殊な素材を使っている場合も、念のため伝えておくほうが安心です。

素材によってクリーニングの処理方法が異なる場合があります。

特別な事情をきちんと伝えておけば、クリーニング業者は、その部分に注意を払えます。

  1. クリーニングが戻ってくれば、仕上がりの状態をすぐ確認する

クリーニングでスーツが戻ってくれば、まず仕上がりの状態を確認しましょう。

プロによる仕事のため、基本的に問題はないはずですが、絶対ではありません。

汚れが落ちきれていなかったり、ボタンが取れていたりなどする場合があります。

家に戻ってから確認してもいいのですが、話がこじれる可能性があります。

クリーニングが戻ってきたときに確認すれば、問題があったとき、すぐやり直しに対応してくれるはずです。

スーツの寿命を長くする方法(20)
  • スーツをきれいに仕上げる、5つのポイントを押さえる。
ドライクリーニングとウェットクリーニングの違い。

スーツの寿命を長くする30の方法

  1. スーツの手入れは、仕事の手入れであり、心の手入れ。
  2. 手入れとは、言い換えると、節約行為。
    実はお得な作業。
  3. スーツは、物としてではなく、生き物と考える。
  4. スーツを長持ちさせたければ、3種類のハンガーを準備する。
  5. お手入れの最大の難しさは、帰宅直後かもしれない。
  6. スーツをクローゼットに収納する際は、隙間が重要。
  7. ハンガーにスーツを掛けるとき、ポケットの中身は、すべて取り出す。
  8. スーツを長持ちさせたければ、ブラシの最低条件は天然の毛。
  9. スーツを上手にブラッシングする、5つのポイント。
  10. ブラッシングで最も見落としやすいのは、ポケット。
  11. ジャケットのしわは、アイロンの蒸気が効果的。
  12. なぜ、スーツのハンガーは、木製が最適なのか。
  13. アイロンの蒸気を当て終わったジャケットは、すぐクローゼットに収納しない。
  14. 1日着たスーツは、1日以上は休ませたい。
  15. スラックスは、専用ハンガーを使って、しわを伸ばす。
  16. スラックスのブラッシングは、ハンガーに吊した状態が最適。
  17. スラックスのアイロンがけは、当て布が必須。
  18. 定期的に虫干しをしよう。
  19. アイロンがけに自信がなければ、思い切ってクリーニング。
  20. クリーニングに出すときに意識したい、5つの心遣い。
  21. ドライクリーニングとウェットクリーニングの違い。
  22. クリーニングから戻ってきた衣類は、袋に入れたまま収納しない。
  23. スーツのクリーニングは、やりすぎに要注意。
  24. 同じ柄のスーツを毎日使いたい。
  25. ネクタイは、小さくても、印象に大きく関わる存在。
  26. スーツが雨で濡れたときの、お手入れの方法。
  27. スーツにタバコのにおいが付いたときの対処方法。
  28. スーツ全体のにおいを取り除く方法は、もっと身近なところにあった。
  29. スーツの手入れと部屋の掃除には、つながりがある。
  30. スーツを長期保管するときの3つのポイント。

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