執筆者:水口貴博

スーツの寿命を長くする30の方法

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スラックスのアイロンがけは、当て布が必須。

スラックスのアイロンがけは、当て布が必須。 | スーツの寿命を長くする30の方法

スラックスのアイロンがけは、ワイシャツを除き、直接アイロンは当てないのが基本です。

スラックスにアイロンを直接当てると、アイロンが効きすぎてしまいます。

きれいにしわが伸びて、折り目も付けられるのですが、素材の弾力が失われて薄くなり、てかりやすくなります。

生地の本来の弾力や風合いが損なわれ、スラックスを傷めてしまう原因になります。

スラックスのアイロンがけでは、当て布を使いましょう。

当て布とは、アイロンをかけるとき、布地を痛めないように、衣服の上にのせる布のことです。

当て布とはいえ、特殊な素材の布があるわけではありません。

市販されているアイロン用の当て布を使えば最適ですが、普段から使っている布でも使えます。

「綿の布」という条件さえ満たしていれば、タオルでもハンカチでも、大丈夫です。

当て布の使用は、特にウール・シルク・カシミヤなど、繊細な素材が使われているスラックスでは絶対条件です。

スラックスの寿命に影響する点ですから、面倒と思わず、アイロンがけでは必ず使用するようにしましょう。

当て布の色は自由ですが、できれば白色系がおすすめです。

白色系の当て布は、アイロンをかけるときに下の様子が透けて見えるため、便利です。

アイロンの温度は、スーツは繊細な生地であるため、低から中程度が適切です。

熱を与えることで、スラックスに付着する虫や卵を撃退できます。

スーツの寿命を長くする方法(17)
  • スラックスのアイロンがけは、白色系の当て布を使う。
定期的に虫干しをしよう。

スーツの寿命を長くする30の方法

  1. スーツの手入れは、仕事の手入れであり、心の手入れ。
  2. 手入れとは、言い換えると、節約行為。
    実はお得な作業。
  3. スーツは、物としてではなく、生き物と考える。
  4. スーツを長持ちさせたければ、3種類のハンガーを準備する。
  5. お手入れの最大の難しさは、帰宅直後かもしれない。
  6. スーツをクローゼットに収納する際は、隙間が重要。
  7. ハンガーにスーツを掛けるとき、ポケットの中身は、すべて取り出す。
  8. スーツを長持ちさせたければ、ブラシの最低条件は天然の毛。
  9. スーツを上手にブラッシングする、5つのポイント。
  10. ブラッシングで最も見落としやすいのは、ポケット。
  11. ジャケットのしわは、アイロンの蒸気が効果的。
  12. なぜ、スーツのハンガーは、木製が最適なのか。
  13. アイロンの蒸気を当て終わったジャケットは、すぐクローゼットに収納しない。
  14. 1日着たスーツは、1日以上は休ませたい。
  15. スラックスは、専用ハンガーを使って、しわを伸ばす。
  16. スラックスのブラッシングは、ハンガーに吊した状態が最適。
  17. スラックスのアイロンがけは、当て布が必須。
  18. 定期的に虫干しをしよう。
  19. アイロンがけに自信がなければ、思い切ってクリーニング。
  20. クリーニングに出すときに意識したい、5つの心遣い。
  21. ドライクリーニングとウェットクリーニングの違い。
  22. クリーニングから戻ってきた衣類は、袋に入れたまま収納しない。
  23. スーツのクリーニングは、やりすぎに要注意。
  24. 同じ柄のスーツを毎日使いたい。
  25. ネクタイは、小さくても、印象に大きく関わる存在。
  26. スーツが雨で濡れたときの、お手入れの方法。
  27. スーツにタバコのにおいが付いたときの対処方法。
  28. スーツ全体のにおいを取り除く方法は、もっと身近なところにあった。
  29. スーツの手入れと部屋の掃除には、つながりがある。
  30. スーツを長期保管するときの3つのポイント。

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