睡眠中に見る夢は、あり得ない話の連続です。
人が空を飛んだと思えば、見知らぬ大陸に降り立ちます。
降り立った大陸で見つけた石が、いきなり光り出します。
すると、なぜか目の前にある石の板も光り始めます。
次の瞬間、石の板の中から人が登場します。
どれもこれも、あり得ない話です。
支離滅裂にもほどがあり、想像するだけで笑ってしまいます。
これが、夢の面白さです。
夢の実現も、似たようなものです。
あり得ることを考えてばかりでは、意味がありません。
あり得ることは、すでに現実に存在しています。
あり得ないことを考えて、実現させていくのが、夢です。
人が空を飛ぶというあり得ない話は、飛行機によって、実現しました。
石が光り始めるというあり得ない話は、電球によって、実現しました。
石の板から人が登場するあり得ない話は、テレビによって、実現しました。
想像するだけで笑ってしまうような話ほど、人々の役に立ちます。
「ありそうでなかった。こんなのは初めて見た」と、多くの人が驚きながらも、喜んでくれるのです。
笑ってしまうようなことを実現させるから、偉業を成し遂げられます。
考えるべきは、あり得ることより、あり得ないことです。
あり得ないことを考えることが、夢を実現する近道になります。