夢とは、デッサンをするのと同じです。
デッサンとは、描こうとする対象の形を、大まかに描くことです。
デッサンをするとき、いきなり線を引くことはありません。
それはできても、しないほうがいいです。
いきなり線を引くと、間違えやすくなります。
間違えたときも、あらがよく目立ちます。
では、どうするのかというと、まず細くて薄い線を、何本も引くのです。
細い線を何本も重ねながら、輪郭を作り、想像した形を作っていきます。
時間と手間はかかります。
しかし、結局そのほうが、きれいに輪郭が描けるのです。
初心者でも取り組みやすく、間違いも少なくなります。
たとえ間違えても、細い線のおかげで、あまり目立ちません。
しかも何本も線を重ねているおかげで、影もきれいにでき、味わい深い絵が出来上がります。
今あなたは、デッサンで細い線を重ねているところなのです。